月いろの手紙 SONG NOTE

過去ログ136 2011/6/13 23:04

▼彩 愛 美D
雨らしい
 
雨が近付いて来る 僕の街にも
どんどん雲が 集まって来ている
急いで家に帰らなければ
濡れてしまうなと 心は意外に静かだった

傘も無い でも傘を買う気も無い
ただ有りのまま そのままの僕で居たい

空が光っている もう直ぐそこまで
このままここに居たら 濡れてしまうけど


雨が近付いて来る 君の街にも
青空が消え 暗くなって来たよ

隠れる場所が無いここから
早く何処かへ でも逃げ込むのも嫌だった


濡れるなら 濡れるでも構わないさ
そこで自分を 誤魔化したりしたくない

何も急ぐ必要は 何処にも無い
どうせ行く場所は 何処にも無いのだから


何も持って居ない事が不幸だろうか?
これから持つ希望こそ幸せだろうか?


雨が近付いて来る 誰の街にも
湿った風が そこまで来ている
帰れる家は もう無いけれど
青空みたいに 心は意外に静かだった


*SONG for AURORA
 
 
2011/6/13 23:04

▼彩 愛 美D
Water Rain
 
そんなに細かい所までは覚えてはいないわ
それ程に大切な事だとは想えなかった
雑然とした場面の中で何を言おうと
そんな気持ちにはなれないじゃない

逃げ込むように雪崩れ込む客足
慌ただしさに流されて行く情景

water rain 何時かの約束
ただ消えて行くだけの幻
water rain 深い意味も無い
ただその時だけの軽い言葉よ


ふと気を許した瞬間ぼんやりとしていて
何一つ頭に残らない言葉だってある
漠然とした粗筋くらいは解るのだけど
それも確かとは言い切れない

何処か遠くであなたが叫んでいる
何をそんなに怒鳴り散らしているのかしら

water rain 何も聴こえない
雨音に消されて行く言葉
water rain その気になれない
滲んだ灰色の想い読めない


鬱向く雨が降り続いて街は
火が消えたように活気さえ見えない


water rain 果たせぬ約束
元々交わした覚えも無い事
water rain 言葉の成り行き
昨日の事なんて忘れていいわ


*SONG for 和  音
 
 
2011/6/10 23:32

▼彩 愛 美D
Rainbow Dream
 
長い雨が上がった夕方
まだ夕焼けにならない頃に
ついさっきまで雨が降っていただなんて
想えない程の青空が拡がっていた

見上げた空には大きな虹が
こんなに鮮やかに橋を架けて

今までこれ程はっきりと輝く
虹なんて見た事は無かったわ
この橋は二人を幸せな明日へと運ぶ橋と
写メを撮ってあなたに送った


直ぐにでも消えてしまう虹
こんなに長くは見られない
夕方の傾いた太陽のプリズム
空のパノラマに映し出した夢の橋

輝く空には新たな虹が
外側に逆さまに映り込む

鬱いだ気分もすっきりと晴れるの
自然に笑顔になれる瞬間
伝説のダブルレインボーが輝き明日へ進む
あなたへ届けと想い飛ばした


空で弾けた水飛沫が青いキャンバスに
半円を描いて鮮やかな橋になる

今からあなたの下へ出掛けるわ
虹の橋を渡れば直ぐに着ける
この橋は二人を幸せに導く光の橋ね
幸せの虹あなたの下へ


*SONG for 沢嶋 メロン
 
 
2011/6/6 23:17

▼彩 愛 美D
伝 言 板
 
窓を開けたままで眠ってしまった夜
何処の風とも知らずに身を任せて
気が付けば朝露に濡れて
冷えた体を丸め込んでいた朝

愛する事に怯えていた頃は
不安ばかりの毎日を生きていた

項垂れた街の交差点辺り 馬鹿な女が一人
髪を振り乱したまま 泣き顔を晒していた
思い想いが拡がる 嘘の伝言板に
一喜一憂していた あの頃の私


通り抜けるだけで精一杯だったわ
スクランブルで肩ばかり気にしていた
急ぎ足上手く躱せずに
怯えて足を何度停めただろうか

一斉に歩き出す人の群れに
飲まれるようで心を閉ざしていた

躓いた時の交差点付近 どんな想い抱え
擦り剥いた膝の痛み 泣き顔を我慢したの
伝線したストッキング 滲む伝言板の
内容なんて読めずに 引き返すだけね


もっと強くならなければ 愛も出来ない
それでも一度だけ 一夜だけ 泣かせてよ


背筋を正して交差点渡り 明日の夢歩こう
信号が変わらぬ内 笑顔を取り戻したら
想い出して本当の 私の伝言板を
忘れて消される前に 書き直しておこう


*SONG for 涌井田 朱子
 
 
2011/6/3 23:27

▼彩 愛 美D
そっとおやすみ
 
もうこれ以上頑張れだなんて事を
あなたに言ったりはしないわ
十分過ぎるくらいに何時も
ずっと頑張って来たのを知っているから

私はただ側に居てあなたの
助けになればいいと想っていたけど

自分だけの足で歩き出したあなたは
もう私の力が無くても一人で歩ける
それでも躓くような事がある時は
何時でも私が力になるからね


もうこれ以上無いくらいに頑張った
人に頑張れだなんて言葉
あまりに失礼な事だよね
だから今はただじっと見守っていたい

人には言えない程の努力
歯を喰い縛りながらも続けて来た

その全ての事手に取るように解るから
もう何も話さなくてもいいあなたの想いは
私が何もかも受け止めて上げるから
あなたは前だけを向いて歩いてね


辛い時には辛いと伝えてね
それを誰も責める事は出来ないから


今は何も考えず力を抜いて
暖かくフワフワのベッドに包み込まれ
今まで酷使して来た体労って
私の胸でそっとおやすみなさい


*SONG for 川島 麗美
 
 
2011/5/30 23:29

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