月いろの手紙 SONG NOTE

過去ログ160 2012/10/22 22:30

▼彩 愛 美D
パニック恋愛
 
疲れ果てていただなんて事
言い訳にもきっとならないのね
お互いに優しさに飢えていて
冷静な判断が 出来なかったのね

目新しいものとの出逢いは刺激的で
渇いた心には直ぐに染み込むから
それを恋だと勘違いしてしまう

つまんなさそうな顔をしたパニック恋愛
異常空間でのアンバランスな結合
何時かは気付く事よね


その場限りで交じり合う
結合なんて程強くもない
ただ同じ場所に居合わせていた
偶然が二人を 引き寄せただけなの

生き残りたい気持ちシンクロして行くけど
追い込まれた先は極限の闇で
届く光に救いを求めたの

優しい素振りだけのパニック恋愛
よくよく考えれば解りそうな事なのに
それ程恋乱して


通りすがりの誰でも良かった恋愛
それがたまたまあなただっただけのお話し


非現実的な中でこそのパニック恋愛
有り得なかった事が有り得ちゃ駄目でしょ
なる程気付かなかったわ


*SONG for MAJO-MAJO
 
 
2012/10/22 22:30

▼彩 愛 美D
視  野
 
スキミングされて行く私の心
もうあなたには何も隠せはしないのね
どんなに巧みに吐いた嘘でも
あなたにはみんな見透かされているのね

ガラス張りの恋愛 秘密なんて持てない
それはそれで 素敵な事だけど
少しくらいはミステリーで居たいよね

でも全てを理解してくれた上で
受け止めてくれる愛の形抱き締めて


こんなに遠くまで登り詰めて来た
もうあなたしか見えないくらい高くまで
ここから見える景色を知れば
あなたの事しか見えないのも解るわ

遠くまで見渡せる だから解る恋愛
ここまで来て 初めて見える事
空を遮る雲も消えて晴れ渡る

直接降り注ぐ太陽の光
誰よりも近くあなたの愛感じさせて


突然拡がる視野の広さに驚く
相手を想えばこそ 見えて来る世界
これが愛すると言う事なんだね


なら私の全てを見ていて欲しい
包み隠さない愛の全て捕まえて


*SONG for 川島 麗美
 
 
2012/10/19 23:25

▼彩 愛 美D
TABOO
 
初めての言葉に迷子の様に泣きじゃくった
これから何処へ向かえば本当の
自分の場所へと戻れるのでしょうか?

今まで何度も聴いていたはずの言葉
あまりに簡単過ぎて本当の意味なんて
理解出来ないままに使っていたのね

こんなラストシーンでKOパンチを
まともに食らって意識を失くしたのよ


空気感染する悲しみ深く根付いて行く
心を覆い尽くせば本当に
これが最期なんだと終止符を打つのね

誰にもある些細な事だと言うけれど
愛と言う危険な刃物振り廻しているのなら
無傷で居る方が難しいのにね

致命傷になって初めて気が付く
こんなにも危険な火遊びしていた事


禁断の果実 蜜の味がして
一度食べたなら もう引き返せない
心も体も蝕まれてしまうまで


禁忌を犯してまで手に入れた愛も
永遠ではなくさよならの言葉で散る


*SONG for MAJO-MAJO
 
 
2012/10/15 23:26

▼彩 愛 美D
大人的恋愛学
 
社交辞令 並べ立てて
逢う気も無いくせに また今度ねと
見え見えの 決まり文句を
平然とした顔で 言い放つのね

それを知っているからこそ
連絡先も 確かめもしないままに
ここでお別れだなんてね
本当 嫌になっちゃうくらいだわ

言いたい事も言わないで 解った風な顔で
その場限りで それが大人の恋だと言うの


スピード恋愛 時間節約
じっくりゆっくりなんて 有り得ない
仕事の隙間を見付けては
空気みたいに 軽い恋の時間

息切れして する恋じゃない
次の日まで疲れを 残さないように
気分転換をして
メリハリ付ければ 生き方も変わるわ

今更子供みたいにさ 必死に想いぶつけ
重たい恋は いい加減卒業したわ


そんな大人の常識 充分な程経験も積んだ
本気になれる相手など そんなには居ない


一期一会の恋をして お互い様の別れ
大人の事情 言われるまでの事じゃなく
でもそれが大人の 恋だと言うのなら
大人になんて なりたくは無いわ


*SONG for 友 香 梨
 
 
2012/10/12 23:34

▼彩 愛 美D
堂々巡り
 
後一歩のところで 足を踏み外して
真っ逆様に 落ちて行く
手摺りの無い 螺旋階段
あれ程注意を払っていたのに

上手い具合に 事が運んで
このまま ゴール出来るように
想えていた 矢先の事だった

あまりのショックに 腰が抜けた
止まらない涙にしばらく
立ち直れそうにも無いけれど…


底の抜けた花瓶の 心は何時までも
満たされなくて 枯渇する
釣瓶を失くした 井戸の水
どれ程湧き出しても 汲み上げられずに

目の前にある 水が飲めない
何度も手を伸ばしたけれど
近付いては 遠くに飛ばされて

その度立ち上がり 追い続けた
縮まらない距離埋めようと
頼りない足取りで急いだ


器用にだなんて 愛せはしないわ
だからこそ丁寧に 愛して来たつもりよ


周りも呆れて 物が言えない
急かされて想わず 踏み外す
堂々巡りの 恋に落ちて…


*SONG for 涌井田 朱子
 
 
2012/10/8 22:58

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