彩 愛 美 SONG NOTE
過去ログ50
2007/2/27 0:01
▼彩 愛 美早春日記
庭に来てさえずる小鳥達が
早い春を教えてくれる
梅の蕾も少し赤くなって
いくらか暖かくなった陽射し
想い思うのは 春の歌
身も心も踊り出したくなる
そんな気持ちを抑えられず
凍り付いて閉め切っていた
重たい扉を開け放して
部屋の外に 足を運んだ
夜明け空が薄紫になる
日の出時間も早くなった
朝焼け揺らぐ雲の波間泳ぐ
大きな太陽が顔を出した
窓を開けたなら 春の風
まだ冷たい風が心地良くて
誘われるままに歩き出した
長い眠り夢を滲ませ
目を覚ます時を探していた
誰の窓にも きっと来る朝
何処まで話したか 忘れた物語
心も氷も溶け出して 緩やかに
春はもう顔を 覗かせていた
芽生え萌えるのは 春の山
巡る緑命の水車
空と大地の恵み受け
動き出した春の心は
雪解け水も温むように
手を拡げて 花を咲かせた
＊SONG for Saku-Ra
2007/2/27 0:01
▼彩 愛 美栞
最後になるけど
思い出を重ねた 本棚の中身は
もういらないから 古本屋に売るわね
大切にしてた
あなたとの記憶と インクの香りも
想いを揺らして 心を鈍らせるから
世界地図も 今この時にも
描き換えられているから
あなたも私も 今日から
違う独立した 世界の中に
夢を描いていた
空っぽの部屋にも 月日の過ぎた跡
陽の当たる場所 当たらずにいた場所
全てを棄てたら
初めて気が付いた 幼い恋愛に
軽く会釈をして この手を振ってさよなら
誰も知らない 明日の空
誰でもわかる昨日の
ページの続きを 映すなら
急ぎ過ぎた二人 もう戻れない
手垢の付いたページの一つ一つが
二人の日々を綴るけど
もう思い出に溺れるのは 止しましょうね
忘れて来た事 たくさんある
忘れたくない事まで
あなたを愛した 証にと
最後の栞は 持って行くから
＊SONG for 川島 麗美
2007/2/24 0:16
▼彩 愛 美歌
どんなに時が流れても
小さな頃から 変わらない歌
ずっと前から伝えられて来て
これから先も 変わらない歌
誰もが知っていて つい口ずさみ
簡単だけど 飽きなくて
何時までも続く 変わらない歌
そんな歌を 何時の日か
歌えるようになりたいね
流行りだからともてはやし
すぐに消えて行く 歌もあるけど
ずっと変わらずに愛されて
消える事なく 変わらない歌
派手な飾りなとはないのだけれど
心の中に刻まれて
何時の日も残る 変わらない歌
そんな歌を ずっとずっと
歌い続けていたいよね
ゆっくりとゆっくりと 伝えられて行く
何時か誰もが 知っている歌になる
どんなに時が流れても
子供の頃から 変わらない歌
ずっと歌われ続けて行く
時代越えても 変わらない歌
＊SONG for
Saku-Ra
2007/2/19 23:58
▼彩 愛 美お洗濯
気持ち良く晴れた 青い空
今日は朝から お洗濯しよう
柔らかい 洗剤の香りが
洗濯機の中で グルグル廻る
雨の日気分の染み付いた服も
綺麗にみんな 洗っちゃおうよ
ちょっと古い 二層式の洗濯機
洗濯と脱水 同時進行
お休みの朝に 晴れた空
雨も止んだから お洗濯しよう
暖かい お日様の香りを
吸い込むように 物干し竿に
部屋干しなんかじゃ味わえない
渇いた自然の 風に預けて
溜まっていた 洗濯物の山も
みるみる内に 片付いて
洗剤の泡が 渦になって行く度に
部屋中がいい香りに 満たされて行く
気持ち良く渇く 洗濯物
気持ちまで一緒に お洗濯ね
＊SONG for 沢嶋 メロン
2007/2/16 23:58
▼彩 愛 美夜に迷う
知っていたのよ あなたの気持ちが
もうここにはない事くらい
隣の町の あの子の部屋に
心の全部を 置いて来たのね
星の見えない空の夜は
あなたを離したくなくて
こんな夜は あの子の部屋へ
あなたを帰したくはなくて
わざとわがままして
あなたのワイシャツに kissをした
見付けて欲しいの 扉の鍵を
まだ二人が愛せる未来の
私が見る夢 あなたの夢
交点探して 月に溺れる
空を泳げる 雲の行方
掴めぬもどかしさに似て
どんな風に あなたの事を
引き止めたらいいかわからず
『もう、いいわよ』なんて
あなたよりも私が 部屋を出た
何が何だかわからない 夜の迷路
似たような道ばかりで
同じ場所で 何度も立ち止まる
知っていたのよ あなたの心を
もうこれ以上 縛れない事
だからよけいに あなたを今夜は
眠りに就くまで 帰したくない
＊SONG for 川島 麗美
2007/2/13 0:00