彩 愛 美 SONG NOTE
過去ログ69
2008/2/23 0:27
▼彩 愛 美水 仙
春待ち顔の水仙の花が
少し淋しそうに見えるのは
行く季節の中で大切な
何か忘れ物をして来た気がするから
人気のない場所を
選ぶように固まってみんなで
白い花を咲かせていた
あなたを見ていると涙零れる
生きて行く力を与えてくれる
どうか私にもっと勇気を下さい
深まる冬に水仙の花が
寒さにも負けずに咲いている
時折 春めいた暖かい
陽射しに満たされて冬から目を覚ました
雪より白い花を
誰が知るとも知る由もなく咲かせ
近い春を待ち望んだ
すぐそこまで来ている春探して
あなたと一緒に迎えたいのよ
どうぞ私の側にずっと居て下さい
あなたと過ごした季節の終わりに
見付けた幸せを咲かせたいの
だから私の側で咲いていて下さい
＊SONG for Saku-Ra
2008/2/23 0:27
▼彩 愛 美White Out
突然降り出した雪は
瞬く間もなく 街を包み込んで
為す術もないままに立ちすくむ
都会は意外に雪に弱い
滑り出す世界は一転して
異世界の扉を開いて誰もが
白い街の中に溶けて行く
寒さに縮こまった心は閉鎖的で
麻痺して行く感覚のまま
気力だけをどんどん失くしてしまう
何時まで降り続く雪は
見渡す限りの 街を沈めて行く
何かができる訳のないままに
都会は簡単に孤立する
変わり行く街並みの風景画
モノトーンだけで描かれた白紙
すぐ先の物もわからない
視界を奪われた世界は音も無くて
自分の居る位置も掴めず
遠い目をして時空を彷徨っていた
見失った物は 何も雪だけのせいじゃない
それを認めるのが恐くて全てを
雪のせいにしていただけだった
背中を丸めて歩く街は凍り付いて
足元さえ覚束なくて
倒れる事を恐れて進めなくなった
＊SONG for MAJO-MAJO
2008/2/18 23:55
▼彩 愛 美Chapel Dream
小さな夢を重ねて来たの
胸いっぱいに膨らんだ想いを
抱えてあなたへの道を急いだ
白いドレスに身を包み ブーケとケープ
溢れる愛を止められなくなる
永遠の愛を誓う二人の上で
チャペルの鐘が鳴り響いていた
幸せの白い鳩が 青い空に舞い飛んだ
静かなドームに声が響く
神父さんの言葉に導かれて
virgin roadを並んで歩いた
参列者の暖かい拍手を受け
流れる涙止められなくなる
指輪の交換をお互いにして
交わす誓いのkiss照れくさいよね
何時までも祝福の 拍手が続いていた
アームトンネルをくぐり抜けたら
ライスシャワーが降り注いでいた
次の誰かへと幸せのバトン
手にしたブーケを高く放り上げた
青空に舞う幸せ 笑顔の輪が拡がった
＊SONG for 沢嶋 メロン
2008/2/15 23:58
▼彩 愛 美Never Can Forget
無理よ あなたと出逢った頃の
想い出忘れられない
だってあなたは 私にとって
一番大事な人だから
想いを一つ転がせば
鮮やかに蘇るあの日々
世界は毎日輝いて見えて
隣には何時もあなたがいた
腕を絡めて ずっとこのままで
いられると信じて疑わなかった
楽しいと感じた日々はそんなに
長く続いてはくれなかった
二人のダイス転がせば
双六の振り出しに戻れる
出逢いは私の世界を変えて
生きる喜び与えてくれた
指を結んで 約束したのに
帰らない命の炎は消えて
残された夢の燃えカスを抱いて
一人で歩いた 帰り道を
西陽の射す街並みはどんどん淋しくなる
二人で昇った階段も ここから先には
もう進めなくなってしまったけど
駄目よ あなたを愛した記憶
消す事なんてできない
だってあなたは 私が最初で
最後に愛した人だから
＊SONG for 川島 麗美
2008/2/11 23:53
▼彩 愛 美天体観測
ルームランプの薄明かりの中で
あなたがそっと耳元で囁く
声は闇の中に消えて行くけれど
言葉は何時までも心に残る
ルーフを開けて シートを倒して
明かりを落とせば そこは満天のの星
この海に溺れそうになる心を
あなたがそっと引き寄せてくれる
目の前を過ぎる流れ星がまるで
二人の愛を叶えるように尾を引いた
車の中に響くあなたの声
どんなに闇の中でも恐くない
星の海拡がる夜の空見上げ
世界は二人だけの時間になる
一つの毛布 二人で入れば
寒さも忘れてしまう程暖かい
こぼれ落ちた星が ここまで届いて
来そうな想いに充たされて行く
冬空の晴れた星がこんなにまで
きれいに輝く事教えてくれた
世界中何処にもこんなロケーションは無い
あなたと二人で眺める星々が煌めく
眩しい程に二人の明日を照らして
二人の体温で窓が曇るけど
心の中はこんなにも晴れていた
＊SONG for 沢嶋 メロン
2008/2/9 0:02