ケルベロス

我、カミと交信する術を求めるモノ。迷えるミナ救うため、カミの言葉、しかと聞き届けねばならない。故に我、ここでミハリを続けている。お前もドーダ？　カミの姿がヒトミに映るかもしれないぞ？

我、カミに命を奪うことを許された。カミは我とミナのために獣を施し、獣のために草木を施した。やがて我がシを迎える時、我は草木の床となる。つまり、我に狩られることはカミの意思なのだ。

戦うこと、それが我に与えられたカミよりの宿命であった。ミナをテキから守ること。それは我にしか出来ぬ、我のタメの道。そして、お前は我のテキか？　ならば、カミの言葉が真実であることを、我が力で示そう。

あうあう。また、魔法の実験に失敗しちゃったぁ。もうこれで５回目だよぉ。お師匠さまに、またまたセッカンされちゃうよぉ。でもでも、どうしてもできないの……だって、黒イモリなんて怖くて触れないもんっ！

えっとー。あたしはね、フェアリーなのよー？フェアリーっていうのはー、ちっちゃくてー、かわいくてー、あたしみたいな妖精のことをいうんだよー？チャームポイントはこの透き通った羽なのー。ね？　ステキでしょー？

大丈夫ですか？　お顔の色が悪いようですが……よろしければ、私が癒しの魔法をかけてさしあげますよ？ふふ。お礼なんて結構です。まだまだ未熟ですけど、少しでも皆さんのお役にたてるなら、それで十分なんです。

はー、ドッキドキしたぁっ！ね、あたしの踊り見てくれた？　初めてだったけどさ、結構うまく踊れたと思うんだ。でも、みんなの前で踊るのって、思ってたより、ずっとステキ！　あたし、もっともっと踊りたいな！

こんな汚くて臭い工房になんの用だよ？　言っとくけど、オレは自分以外のために、機工武具を造るつもりはないぜ。……けど、そうだな。あんたが、オレの機工武具を本当に大事に使ってくれるなら……考えてもいい。

……失敗か。オレたちは、『賢者の石』を作り出すことを目標としている。だが……それを叶えた者は、数えるほどしかいない。大賢者ホレオ、暗黒魔導士グーディフ……だが見てろ。いずれ、このオレの名も残してやる。

きゃー、ニンゲンよー！？　この世で一番ザンコクなニンゲンたちよー！？お、お願いだから、あたしを捕まえたりしないで！　カゴに入れないで！　見せ物なんかにしないで！　さもないと……イタズラしちゃうから！

えへへ♪　どう？　とうとうトリオロの王立舞踏館デビューしちゃったよ。これで、あたしも正真正銘のスーパースターへの仲間入り！　……これも、いつも応援してくれた、あなたのおかげだね。本当に感謝してるから！

私のムチ、そんなに痛かった？　そう、あなたの趣味には少しだけ合わなかったみたいね。でも、安心して。今夜一晩で、この痛み無しでは生きられない身体に調教してあげるから。遠慮なんていらないのよ？

あんた、もしかして怯えてるの？　……なんだ、興奮してるの。少しでも気を使った私は気分が悪くなったわ。どうすればいいかは、もう分かってるわよね？　そう、とってもいい子ね。しっかり罰を与えてあげるわ。

……あんた、私がちっちゃいからってバカにしてるでしょ。否定したって無駄よ、あんたみたいな醜い豚の考えることなんてお見通しなんだから！　ほら、豚は豚らしく跪きなさい！　私のムチの味、覚えさせてあげるわ！