1 陽花

【報知】KinKi「紅白でSMAPと共演したかった」と語る

■初紅白のKinKi無念…堂本光一「ご一緒できたら素敵なことだった」

 「第67回紅白歌合戦」(31日・後7時15分)リハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、“SMAPロス”が広がった。

 大みそかで解散を迎えるSMAPは出場を辞退。ジャニーズ事務所から後輩6組が出場する中で「KinKi Kids」の2人は今回が初出場ながら、92年の紅白でSMAPのバックダンサーを務めていた。堂本剛(37)は「先輩というか、お兄ちゃん」と存在の大きさを明かし、堂本光一(37)も共演が幻となったことを悔やんだ。

 KinKiの2人が初めて出場枠に名を連ねながら、今まで当然のようにあったSMAP5人の姿はない。光一は「あくまでも望みですけど、僕ら今年初めて紅白に出させていただけたので、ご一緒できる機会があればとてもすてきなことだったなと思う」と無念さをにじませた。

 CDデビュー前の92年には紅白でSMAPのバックダンサーを務めた。当時、2人はまだ13歳。それからずっと背中を見てきた。剛は「一つ一つが僕らの今に、とてつもなく大きく影響している。僕らにとって『先輩』という表現もしますが、お兄ちゃんのような存在」。計り知れない思いがあるからこそ、共演が幻となったことが悔やまれる。

 特にジャニーズJr.時代に出演したSMAPの日本武道館公演は、今も2人の心に鮮明な記憶として残っている。「ツアーで僕らのコーナーを持たせていただいたことがある。SMAPの皆さんも光GENJIの時にやっていたけど、SMAPになるとみんなトイレに行かれてしまった。そういう思いを僕らにはさせたくないから『僕らと同じようにKinKiのことも応援してあげて!』とおっしゃってくれた」と光一。トップアイドルになる出発点を作ってくれたのがSMAPだった。

 CDデビュー20年目を迎えた今年は、17年ぶりのアリーナツアーも行い、9月には思い出の日本武道館のステージにも立った。「いろいろ教えてもらったことを振り返ってかみ締めて、今年はステージにたくさん立った」と剛。紅白も同じだ。

 初出場のステージでは、デビュー曲「硝子の少年」を歌う。光一は「僕らにとっても大事な曲。(作曲した山下)達郎さんが『KinKiが何歳になっても歌える曲だよ』と。紅白では“新人”だけど、さすが20年やってるなと思ってもらえるようなステージにしたい」と力を込める。先輩への感謝を胸に、歌声を響かせる。


(16/12/30(金)スポーツ報知)