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『踊る大捜査線』初日舞台挨拶B

■織田裕二、テンションMAX!!…映画「踊る大捜査線―」

 俳優・織田裕二(44)が主演する人気刑事映画の完結編「踊る大捜査線THE FINAL 新たなる希望」(本広克行監督)が7日、初日を迎え、東京・有楽町スカラ座前でイベントが行われた。

 所轄の丸の内署と、作品に登場する湾岸署がタッグを組んだ。映画の2作目ではレインボーブリッジを封鎖したが、この日は劇場前の道路、約100メートルを1時間45分にわたって“封鎖”。同所が平日に通行止めになったのは初めてで、約2000人のファンが集まる中央に、レッドカーペットが敷かれた。

 その中を、織田を筆頭に柳葉敏郎(51)、ユースケ・サンタマリア(41)らが登場。握手攻めに遭いながら歩を進めた。織田は「最高です。本当に夢みたいです」とテンションは上がりっぱなし。写真撮影の間も白い歯が隠れることがなかった。

 劇場内の舞台あいさつでは、織田演じる青島刑事のトレードマークである緑色のコートが登場。オーバーアクションで身にまとうと、割れんばかりの拍手が響いた。「撮影が終わって、もうコートを着ることはないと思っていたら、夏の舞台あいさつで、汗をかきながら皆さんの前で着れた。本当に、本当に感謝しています」。声を震わせながら、15年にわたる作品への応援に感謝を示した。

 ファンの反応を見たエグゼクティブ・プロデューサーのフジテレビ・亀山千広常務取締役(56)は「最後に原点回帰しているという点で、(社会)現象になりそうな気がしている」と自信の表情。興収に関しては「みんな(取材陣)は100億超えとか言うのを聞きたいんでしょう?」とけん制しながらも「そこを目指していきたいですね」と手応えを感じ取っていた。

◆香取慎吾、織田裕二は「日本の映画を変えた」

 織田と十数年ぶりに共演した香取は、1作目の公開前に織田が「日本の映画を変える」と豪語していたことを紹介。「映画を見て、あの人、本当に変えたと思った」と持ち上げると、織田は「恐ろしい現場になってきました」と照れ笑い。

 テレビシリーズから出演のユースケ・サンタマリアは「皆さんの署名運動により、来年からは『踊る大空港』で…」と架空の新シリーズでの再会に期待を寄せた。


(12/9/8(土)スポーツ報知)