1 陽花

【報知】吾郎&剛&慎吾が9月独立A

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◆中居正広、周囲への影響考え残留…独立派からただひとり

 ジャニーズ事務所への残留を決めた元SMAPの中居正広(44)。その背景には、解散後も多くのレギュラー番組やCMを抱え、自身が周囲に与える影響力を考慮したとみられる。一方、退所を決めた稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(42)、香取慎吾(40)の3人が出演するテレビ、ラジオのレギュラー番組は全て9月いっぱいで終了する見込み。10月以降、しばらくの間は表舞台から姿を消すことになりそうだ。

 昨年1月に明らかになり、SMAP解散の引き金にもなった独立派の中居、稲垣、草なぎ、香取と、残留派の木村という4対1の対立構造。独立派とされた中で唯一、中居が方針を変えた。

 様々な要因が考えられるが、決め手の一つは業界内外からの「声」だ。中居は多くの番組司会を務め、タモリ(71)、笑福亭鶴瓶(65)、松本人志(53)らと親交が深い。昨年の一連の騒動の中で、グループ存続を進言されたが、リーダーとして回避できなかった。新聞や雑誌、レギュラーを務めるニッポン放送「中居正広 ON&ON AIR」(土曜・後11時)に届くメールなどで目にするファンの思い―。結果的にファンを裏切る形になったことに責任を感じている。同時に、多くの人に支えられていることを再認識した。

 関係者によると、その際に「恩返しへの思い」を強くしたのが中居だったという。苦楽を共にしてきた稲垣、草なぎ、香取の3人を思う気持ちはあったが、熟考の末の決断になった。

 日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース」(火曜・後9時)、TBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜・後8時57分)などテレビ番組5本、ラジオ番組1本のレギュラーを持つ売れっ子。「キリン チューハイ氷結」などのCMも抱える。退所すれば、これらのレギュラー番組を整理する必要があるため、これ以上、多方面に迷惑をかけるのも避けたかった。

 中居は、4月22日に香取が司会のテレビ朝日系「SmaSTATION!」にゲスト出演した。今年、公の場でメンバー同士が顔を合わせたのは初めて。解散前と変わらぬ軽妙トークを繰り広げ、ファンを喜ばせた。契約期間満了まで約3か月、再び公の場でやり取りが見られるか。

◆稲垣、草なぎ、香取がテレビから消える…舞台や映画が中心に

 現在、稲垣は放送7年目のTBS系「ゴロウ・デラックス」(木曜・深夜0時58分)、草なぎは20年目のテレビ朝日系「『ぷっ』すま」(金曜・深夜0時50分)、香取は17年目の「SmaSTATION!」(土曜・後11時5分)、6年目のフジテレビ系「おじゃMAP!」(水曜・後7時)と、それぞれテレビのレギュラー番組を抱えている。これらは当然、ジャニーズ事務所所属タレントとして契約した仕事のため、独立後もそのまま契約が続くとは考えにくい。事務所との契約終了が9月8日とあって、各局の番組改編のタイミングとなる9月いっぱいで、全ての番組が終了する見込みだ。

 また、テレビ関係者によると、独立後2年間は番組に出演できない、というのが業界の暗黙のルール。1991年のSMAPデビューから、25年以上にわたり、テレビのレギュラー番組に出演し続けてきた3人だが、しばらくの間、活動の場をテレビ以外に移すことになる。

 香取は2011年、シルク・ドゥ・ソレイユ東京公演開幕を記念して自身が描いた巨大アートを披露するなど絵画の才能にもあふれており、今後は創作活動にも力を入れることになりそうだ。

 稲垣は脇役でも評価が高い演技力を生かし、舞台や映画を活動の中心にしていくほか、一部では小説家としてデビューするという話も浮上している。

 同じく演技力に定評のある草ナギも、映画を中心に活動していくことになりそう。また、韓国語を猛勉強し「チョナン・カン」として韓国でも活動した実績を生かし、積極的に海外進出する可能性もある。

 独立後の3人の動向は高い注目を集めることになりそうだ。

続く→