1 陽花

【スポニチ】吾郎&剛&慎吾、10月にも飯島元マネと合流@

■退社の元SMAP3人、元女性マネと10月にも合流 新事務所へ着々

 ジャニーズ事務所から独立した3人は早ければ10月に元女性マネジャーのI氏と合流し、新規の仕事を始める。香取は絵画や服飾関連の仕事に興味を示し、草なぎは俳優業やナレーター業を中心に活動する。稲垣は芸能界に強いこだわりがなく、マイペースで仕事をこなしていく。

 3人は当面、事務所に所属せず、マネジャーも置かない。レギュラーを継続するテレビやラジオの関係者には、今後の窓口として弁護士事務所を指定している。仕事の連絡は本人たちが取り、現場にも1人で行き来する。

 一時は別々の道を歩むともみられた3人だが、早ければ10月にそろってI氏と合流する。テレビ局関係者は「3人は仕事で使う新たな連絡先が10月にできるという旨を親しい人間に伝えている。I氏も当初はジャニーズ事務所を気にして水面下でのサポートを考えていたが、今は開き直っている。遅くても年内には合流する」とみている。3人の窓口となる弁護士事務所もI氏が紹介した。

 3人の受け皿になるとみられるのが、I氏が昨年7月に中国系企業とともに立ち上げた新会社。I氏は同12月に社長に就任している。日本コンテンツの配信事業などを手掛ける会社だが、ここでマネジメント業を行う準備を進める。

 I氏の元にはすでに新しい仕事のオファーも届きはじめている。「香取さんには絵画、草なぎさんには舞台に関する仕事の話が来ています。香取さんがセレクトショップを手掛けるという計画もあって、東京・代官山で店舗を探していると聞きました」(周囲の知人)。草なぎが出演するアサヒグループ食品「1本満足バー」のCMは、独立後も継続することが決まっている。周囲の知人は「I氏は草なぎさんに俳優としてだけでなくナレーターとしても期待している。“森本レオさんのようになってほしい”と話していましたよ」と明かす。稲垣は芸能界に強いこだわりがなく「来た仕事をマイペースにこなしていくのでは」(知人)という。

 12月には千葉市の複合商業施設「千葉ポートスクエア」にオープンする劇場で、I氏が手掛けた舞台が開幕する。知人は「地方の人気劇団による公演が予定されていますが、3人が宣伝などで携わるかもしれない」と話している。

◆SMAP、東京パラで再結集も 5人の意思でサポーター再就任可能

 スポニチ本紙の取材では、2020年東京パラリンピック公式応援サポーター再就任の依頼が早くも来ており、3年後に世界の大舞台でメンバーが再結集する可能性が出てきた。

 日本中を騒然とさせた独立騒動とは裏腹の静かな旅立ちとなった3人。しばらくは個別に仕事を続けていくことになるが、水面下ではもう二度と見られないと思われていた“SMAP再結集”の夢が、単なる絵空事ではなくなってきている。

 3人の独立後の人生を預かるのは、長年のパートナーだった元女性マネジャーのI氏。まだ、公には合流していないため「新規の依頼はこれから」(関係者)という状況下、早くも熱烈なオファーを出しているのが東京パラリンピック支援を目的に設立された「日本財団パラリンピックサポートセンター」(パラサポ)だ。

 日本財団は総資産約3000億円とされる国内最大の財団で、政財界に隠然たる力を持ち「日本のドン」といわれた故笹川良一氏が1962年に設立した日本船舶振興会が前身。現在、三男の陽平氏(78)が会長を務め、昨年の熊本地震で熊本城再建の30億円など計93億円を寄付したことが話題となった。今回、鍵を握るのは陽平氏の四男でフジテレビ「SMAP×SMAP」のスタッフだった正平氏(37)。6月に同局を退社し、I氏の仕事の相談に乗るなどメンバーの“パラサポ再就任”を実現させようと動いている。

 SMAPは独立騒動勃発前の一昨年11月に公式応援サポーターに就任。中居正広(45)が「SMAPのPを“パラリンピックのP”にしたい」と言うほどメンバーは熱心に支援し、イベントにはパラ関連では異例の1万4200人が集まった。それが昨年8月のSMAP解散発表により、サポーター活動も終了。その際、パラサポ側はメンバーに感謝を表した上で「今後も個人として引き続きパラリンピックを盛り上げるためにご協力いただきたい」と呼び掛け、ネット上で「男前すぎる」と評判となった。

 実はSMAPメンバーも“相当な男前”で、応援サポーター就任時「ボランティアで協力するのだから」と日本財団と正式な契約書を交わしていない。つまり、5人が個人として参加したため、契約上の障壁は一切ない。独立した3人は「尊い思いを大切にしたい」と周囲に明かしており、再び参加する可能性は十分。

 東京・虎ノ門のパラサポセンターには、香取が延べ60時間かけて完成させた壁画が今もある。同センター関係者は「今もメンバー皆さんへの思いは変わりません」。3年後の世界的な舞台。メンバーが断る理由はない。

続く→