1 陽花

『PRICELESS』初回視聴率16.9%

■木村拓哉2年ぶり月9『PRICELESS』、初回視聴率16.9%

 SMAPの木村拓哉が主演するフジテレビ系連続ドラマ『PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜』(毎週月曜 後9:00)が22日にスタートし、初回平均視聴率が16.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが23日、わかった。“月9”枠のドラマ主演は『月の恋人〜Moon Lovers〜』以来、2年ぶり9回目。

 木村演じる主人公・金田一二三男(きんだいちふみお)は、身に覚えのない罪で会社を追われ、アパートはガス爆発、携帯電話も失って、気がつけば無一文に。たまたま公園で知り合った貧しい子供との交流をきっかけに、タイトルどおり、金では買えない大切なものに気づいていく。

 会社をクビになり極貧生活に転落した金田一が、500円を稼ぐために自動販売機の返却口を覗いたり、空き缶を拾い集めたり、悪戦苦闘する姿は決して人ごとではない。そんな逆風の中でも超前向きな主人公の行動をコメディタッチに描き、困ったときにこそ身にしみる人の優しさにホロリとさせる。『LIAR GAME』や『ガリレオ』の脚本家、古家和尚(かずなお)氏のオリジナル脚本と、ドラマ・映画『HERO』で木村とタッグを組んだ鈴木雅之監督の演出に期待がかかる。

(12/10/23(火)ORICON STYLE)


■「キムタクにも勝った」巨人戦20・1%

 木村拓哉(39)が主演したフジテレビ系月9ドラマ「PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜」が22日スタートし、初回視聴率が16・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが23日、分かった。木村の主演ドラマで初回視聴率が20%を割り込んだのは初めて。10月スタートの民放連続ドラマとしても、テレビ朝日系「相棒season11」の19・9%、同局系「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」の18・6%に続く3番目の数字となった。

 もっとも、苦戦の要因はあった。午後7時から同9時29分まで、日本テレビ系でプロ野球セ・リーグのCSファイナルステージ第6戦巨人−中日が放送され、今季プロ野球中継(関東地区)で初めての視聴率20%超えとなる20・1%をマーク。午後9時18分には瞬間最高視聴率30・6%を記録。日本シリーズ出場をかけた試合と放送時間が重なったことで、影響を受けたとみられる。

 一方、この結果に同試合を主催した巨人の桃井恒和社長は「キムタクにも勝った」とご満悦。「今まで、地上波(中継)はない、視聴率は上がらないという悪循環に陥っていたけど、可能性はあるんだということが感じられた」と話した。

(12/10/24(水)日刊スポーツ)