1 陽花

中居がジャニーズ退所会見A

◆中居正広、ジャニーさん遺骨忍ばせ会見「ジャニーさん、力をくれ」

 約2時間に渡って行われた超ロング会見では、司会などを置かずに自ら進行。さすがの手腕を発揮しながら昨年亡くなったSMAP“生みの親”であるジャニー喜多川社長の思い出を聞かれると、きょうの会見に臨むにあたり「とっておきのエピソード」として、「ジャニーさんの骨です」と懐から小瓶を取り出した。

 ジャニーさんについて中居は「僕の世代では怖い人だった。いろんなことを教えてもらったなって…。人間的にショーをつくるのにも。いっちょ上がるというか階段をひとつ上がると、急にそのタレントから引いてしまう。ジャニーさんと会う機会もなくなった」と寂しさをにじませた。そして「じゃあ。とっておきのエピソードを…これ言わないほうがいい?」と関係者を覗いつつも話を切り出した。

 「理想があれば準備できるんですけど、会見の成功と理想がわからない。出たところも勝負あるな〜、でもわかならいな〜って。神頼みとか験担ぎする方ではないですけど。これ一応持ってきたんです。これはなかなかです。これポッケに忍ばせてもらった」と遺骨を取り出しフラッシュを浴びた。

 本物の遺骨に会場が驚くと「当時の滝沢(秀明)くんに、僕(お別れ会に)行けなかったので、骨をかっぱらってくれと。もう少し大きいやつに入ってて…。一片が入ってます。どこか『ジャニーさん、力をくれ』って。でも今の会見を振り返ると、まだ力をくれてない感じがします…」とニヤリ。「でも滝沢もかっぱらったらしいですよ(笑)。自宅にもう少し細かく。うちのパパの隣にあります」とその表情には“2人の父”への感謝が現れていた。

 終始、笑いも交えながら順調に進んでいた会見だったが、遺骨を持ってきた理由については「『おい、頼むよ〜』みたいなのは思ったかも」と不安もあったそうで、「今の(話題)じゃないですか?サビは?」ととっておきのエピソードに手応え。ジャニーさんからどんな声が聞こえるかと尋ねられると「『ユー、最悪だよ』?でも『ユー、最悪だよ』はあいさつみたいなものだから」と変わらぬ愛情を覗かせていた。

◆中居正広、ジャニーズを3月末で退社へ SMAP解散から3年で決断 新会社は『のんびりな会』

 中居は一昨日、父の命日となる19日に会社『のんびりな会』を設立。しばらくの間はジャニーズ事務所のマネージャーを窓口にしつつも「社員も誰もいない。マネージャーさんもいない。基本は一人で出て、どこの傘下に入ることもまったくない。全く一人です」と完全独立と明言した。現在のレギュラー番組は、4月以降も現段階では継続する。

 退社を検討し始めたのは昨年の5、6月だったそうで「明日にでも、辞めてこの会社以外でやりたいということでもなかった」としつつも、ジャニー喜多川さんの死去や他の所属タレントの脱退や退社によって「これずっとタイミング見てたらやめられないなと…。解散して丸三年、このタイミング。ジャニーズ事務所にいながら、会社を作ってから準備ができてからと、伸ばし伸ばしになりこのタイミングになりました」と説明した。

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