1 陽花

慎吾と中井貴一がテレ東ドラマバトンタッチセレモニーB

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― その「しかもテレビ東京で」というのはどういう…?

香取:お芝居が苦手で緊張するんですけど、その苦手な思いを作ったのもテレビ東京なんです(笑)。先日雑誌の取材の時の(神谷町スタジオの)リハーサル室で昔リハーサルをやってて。でも本当に嬉しいです。

― 中井さんから、テレビ東京を主演するにあたってのアドバイスやエールがありましたら、ぜひお願いします。

中井:覚悟を持つことですね。いろんな意味で。仕事を始めてもう40年になりますが、昔の映画というのがテレビに移行して、トレンディドラマを作っていこうとしたり、テレビが伸びていく最中にドラマやっていたので、その一番最初のサイコロを転がすところに今テレビ東京がいるような感じがするんですよ。新しいものを作っていこうとしている感じがするので、そういう意味では、やっていてワクワクするっていうか。みんなのノリが今から30年ぐらい前のテレビ界にいる感じがするんですよね。そういう意味ではワクワクしながら覚悟を持ってやるべきだと思います。

香取:新しいことに挑戦しようとしてるっていう、いい方向の話ですよね?すごい不安になっちゃって…30年前のやり方を今やってるの?みたいな(笑)。デジタルなコンテンツいっぱい増えたなっていう時に、30年前に戻ってる局って大丈夫ですか!?

中井:大丈夫!精神的に、という意味だからね!初心に返るというか。変なこと言ったかと思ってドキドキしちゃった(笑)。

香取:(33年前は)日比谷線で神谷町駅からテレビ東京に向かうのがもうイヤで!学校と両立していたので日によって「今日は学校行くのつまんないからテレビ東京来て楽しいな」とか。「今日は学校に行きたいのに(テレ東に)来てるからスタジオ行くのイヤだな」っていうのも思い出すので、本当に初心に帰る場所ですね。


(20/12/7(月)モデルプレス)