1 陽花

『劇場版ATARU』米国ロケ敢行

■体感温度50度超!中居、ロスで過酷ロケ

 SMAP中居正広(40)の主演映画「劇場版 ATARU−THE FIRST LOVE&THE LAST KILL−」(9月14日公開、木村ひさし監督)が今月上旬、過酷な米国ロケを敢行したことが19日、分かった。中居は4日間の滞在で、1日平均3時間半睡眠という強行日程の中、ラスベガスとロサンゼルスで撮影。特にロスの名所、ルート66では体感温度50度を超える猛暑の中で熱演した。

 ATARU、海をWATARU(渡る)−。

 自閉症ながら特定の分野に才能を発揮するサヴァン症候群の主人公・アタル。TBS系ドラマシリーズではなかった本格海外ロケを敢行した。

 豪勢な映像を求めて、まず、カジノホテルがひしめくラスベガスへ飛び、最高級のベラージオホテルでオープニングシーンが撮影された。整然と並ぶ1000機超の装置からいっせいに飛び出す噴水をアタルが見上げる場面は、噴水前の約100メートル範囲を4時間に渡って封鎖して行われた。

 15分に1回、約3分間しか噴水が上がらない限られた条件の中で熱演。中居は「(時間制約があり)全員が燃えて撮影をしていた。緊迫感がありました」と胸を張った。

 そして、過酷を極めたのがロスからシカゴへと伸びる一本道で、ドラマやヒット曲のタイトルにもなった国指定景観街道、ルート66だ。撮影地はロス市内の砂漠とあって、気温40度超の日差しとアスファルトの照り返しで体感温度は50度以上に。道路脇にはガラガラヘビが生息するため、出演者、スタッフは空き時間も道路上で過ごし、10分おきの給水を余儀なくされた。そんな灼熱の環境下で3日間行った。

 同所ロケはアタルと同じ天才的な能力を持つ、堀北真希(24)扮するマドカとのクライマックスシーンが中心。長袖コート姿の中居は「気合だ!」と叫びながら、堀北とともに迫真の演技で周囲を圧倒した。

 中居は「猛暑で地獄です。今まで数々、演じてきましたが、こんなに帰りたいと思った映画はない」と苦笑しながら撮影を振り返った。中居同様、コート姿で撮影に臨んだ堀北も「経験したことのない暑さ。でも、映画やテレビで見たことがある場所だったので、うれしかった」と納得の表情だ。

 日米総勢131人のスタッフによるハードな4日間のロケ。滞在中、中居の睡眠時間は合計14時間しかなかったが、「時間の流れが縮まった感じがしました。素敵な映画になっていると思います」と充実感を漂わせた。

◆栗山千明、“キル・ビルチャーチ”に大興奮!

 今回のロケにはレギュラー出演陣の北村一輝(43)、栗山千明(28)も参加した。ルート66沿いには2003年に栗山が出演した米映画「キル・ビル Vol.1」の撮影地のひとつで、“キル・ビルチャーチ”と呼ばれる教会がある。栗山の出演シーンはこの教会ではなかったが、「目印もなく、建物もなく、ポツリと教会がある感じでびっくりしました。本当に実在したんだと。来た甲斐がありました」と感動していた。

(13/6/20(木)サンスポ)


■中居正広、体感50度!LA郊外で灼熱地獄ロケ

 SMAPの中居正広(40)主演で昨年4月期に放送され、高視聴率を獲得した連続ドラマの映画化「劇場版 ATARU―THE FIRST LOVE & THE LAST KILL―」(木村ひさし監督、9月14日公開)の米ラスベガス、ロサンゼルス・ロケが、このほど行われた。

 サヴァン症候群(自閉症などの障害を持つ人のうち、特殊な才能を持つ症状)の主人公「アタル」ことチョコザイ(中居)が、卓越した記憶力で事件を解決する物語。今作では、日米で同時に起こった爆破事件の真相を解くべく活躍する。

 ロサンゼルス郊外では、アタルと謎の少女・マドカ(堀北真希)が、事件解決のためにたどり着いたという設定でクライマックスシーンの撮影が行われた。大平原を貫く一本道という現場は、直射日光を遮るものが何もなく、気温41・1度、体感温度は50度という過酷な条件。その中で高さ15メートルのクレーンを使用した、ダイナミックな映像が収められた。

 撮影を振り返った中居は「今までに数々、演じてきたけれど、こんなに帰りたいと思った映画はないですよ。それくらい見どころ満載になっています。1日の終わりが早い。それだけ役に集中してできた表れかと思います」。苦闘の末に生み出したシーンに絶対の自信を持っている様子だった。

(13/6/20(木)スポーツ報知)