1 陽花

SMAP、5大ドームツアースタート@

■キムタク、東京ドーム“5連戦”に感無量 SMAP 100万人ツアー開幕

 人気グループ・SMAPが4日、2年ぶりとなる全国5大ドームツアー(全22公演)を東京ドームでスタートさせ、新アルバム『Mr.S』(3日発売)収録曲や新旧ヒット曲など40曲以上を3時間半にわたって熱唱した。来年1月のナゴヤドーム公演までトータル100万人以上を動員する巨大ツアーとなるが、中居正広(42)は「俺たちも一生懸命チケットを取ろうとしてるんだけど、制限されてる。6枚取ろうとしたら、応募数が多いから4枚にしてって言われた」と笑いながら裏話を明かした。

 ツアーは東京ドーム5夜連続公演からスタート。初日のステージに立った稲垣吾郎(40)は「2年ぶりですよ。やっとお会いすることができましたね」と呼びかけ、草なぎ剛(40)も「気持ちいいね。みんな“ライブ待ってたよ”って顔してるね」とにっこり。香取慎吾(37)は「イエーイ!愛してまーす」と絶叫し、木村拓哉(41)は「海外アーティストのライブを観に来たりするけど、びっちり埋まってるのってSMAPでしか経験したことがない。それを5日間やれるって奇跡だと思う」と超満員の5万5000人で埋め尽くされた客席を感慨深げに見渡した。

 気合十分のメンバーを横目に、フジテレビ系『27時間テレビ』(7月26〜27日)の「27曲45分3秒ノンストップ」ライブ中、フラフラ状態になった中居は、早くも序盤で顔をしかめ「もうつばが飲み込めなくなってる」と自虐コメント。「5連戦はきついって。俺たち“中継ぎ”じゃなくて“先発”なんだよ?」と巨人ファンの中居らしく野球に例えて話し、「調子が悪かったら交代ってわけにいかないじゃん。なぜかって俺たち、代わりがいないから」とドヤ顔をきめ、割れんばかりの大声援と拍手を浴びた。

 SMAPは1991年9月のデビューから23年で53枚のシングルを発表しているが、今回のツアーではステージ上で歌唱曲を決め、ぶっつけ本番で披露するコーナーを2ヶ所設けた。そのうちの一つが、日替わりゲストが生中継で登場し、歌ってほしいシングル曲をリクエストするもの。この日は木村がフジテレビ系月9ドラマ『HERO』で共演中の北川景子(28)がスクリーンに映し出され、「きょうは“事件”がなかったので」と都内の事務所からの中継で出演した。

 「あのー、ジャニーズ事務所の社長はジャニー喜多川っていいます」(中居)、「はい、私も北川といいます」(北川)という軽妙なやりとりで沸かせたあと、「雪が降ってきた」(92年)との2択で迷った北川は、「笑顔のゲンキ」(92年)をリクエスト。当時は「小学生でした」と振り返ると、木村らメンバーはずっこけ、苦笑いを浮かべながらも熱唱した。

 コントコーナーでは明石家さんまがVTRで出演し、メンバーがそれぞれのキャラクターに扮して持ちネタを披露したほか、世界初の感情認識パーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」も歌って踊るなど、至るところに笑いとアットホームな仕掛けが満載。『saikou de saikou no CONCERT TOUR』のタイトルにふさわしい演出でファンを熱狂させていた。

 同ツアーは、来年1月12日のナゴヤドーム最終公演まで全22公演。131日におよぶツアー期間は、2年前の124日を上回りSMAP史上最長となる。

(14/9/5(金)ORICON STYLE)


■SMAP“即興”ライブ!サプライズ登場の北川景子が生オ〜ダ〜

 人気グループ、SMAPが4日、東京ドームでコンサートを開催、2年ぶりの全国ツアーをスタートさせた。今回は毎公演、ゆかりのある著名人がテレビ電話で曲をリクエストし、5人が“即興”で歌う新企画に挑戦。4日は木村拓哉(41)とフジテレビ系「HERO」で共演中の女優、北川景子(28)が登場し、5万5000人を沸かせた。

 SMAP史上最長、131日間にわたるツアーが幕を開けた。木村が「お待たせ! 最後まで思いっきり遊ぼうぜ!!」とあおり、東京ドームは熱狂に包まれた。

 目玉は特別ゲストからのリクエストコーナー。5人には楽曲はもちろん、誰が登場するかも知らされておらず、この日のゲスト、北川の姿がスクリーンに映し出されると場内はどよめいた。

 さらに生中継と分かると、さすがの木村も「つながってんの? 何やってんだよ、麻木!?」と驚きながら「HERO」の役名で呼びかけた。検察事務官・麻木役の北川は「きょうは事件がなかったので」と笑った。

 中居正広(42)からは「ウチの事務所の社長はジャニー喜多川といいます」と振られ、「私も“北川”といいます」と返答。そして「笑顔のゲンキ」(1992年)と「雪が降ってきた」(同年)を候補に挙げ、「懐かしい曲を真剣に選びました。まだ雪には早いかな」と、「笑顔−」をお願いした。

 5人はゲストだけでなく、候補2曲からファンの歓声の大きさで選ばれた「がんばりましょう」(94年)も即興歌唱。リクエスト企画は全22公演で行うため、毎回2曲は“抜き打ち”で歌うことに。全シングル59曲(両A面含む)が対象で、関係者は「全ての歌詞と振りを確認しておく作業が大変です」と語る。

 それでも5人は、そんな苦労をみじんも感じさせず全41曲、約3時間半を駆け抜けた。草なぎ剛(40)は「みんなニコニコしています。ライブを待っていたよ、という顔ですね」とうれしそう。笑顔、興奮、サプライズ…SMAPが最高のスタートを切った。

◆ライブ企画満載!SMAP、さんまとコントコーナーで爆笑トーク

 リクエスト以外にもソロ歌唱など企画は満載。コントコーナーのVTRでは明石家さんま(59)が登場し、SMAPと爆笑トークを展開した。大ヒット曲「世界に一つだけの花」では、観客をステージにあげて一緒に歌った。

 木村は満員の客席を見渡し、「(広い)東京ドームでの5日間(公演)が存在するのは奇跡だと思う。みんなへ恩返ししたい」と語り、極上のライブを約束していた。

(14/9/5(金)サンスポ)