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■ＳＭＡＰ、ファン参加型“ぶっつけ選曲”５大ドームツアー開幕

　人気アイドルグループ「ＳＭＡＰ」が４日、５大ドームツアー「Ｍｒ．Ｓ」の初日を東京ドームで迎えた。２年ぶりとなる今ツアーでは、全２２公演に日替わりで中継出演するゲストと会場のファンがそれぞれ、当日に歌う楽曲を決める「Ｍｒ．Ｓｉｎｇｌｅ」という新たな試みを実施。当のメンバーさえも直前までセットリストが分からないファン参加型のステージで、５万５０００人を大いに沸かせた。

　２年ぶりの東京ドームに、メンバーもファンもテンションＭＡＸだ。コンサート冒頭、先陣を切って木村拓哉（４１）が「お待たせ！　最高のツアーで一緒に遊ぼうぜ！」と満員の客席に語りかけると、大きな歓声とともに、５万５０００個のペンライトが揺れた。

　さまざまな演出が凝らされた今ツアーの中でも、目玉は日替わりでセットリストを決めることができる「Ｍｒ．Ｓｉｎｇｌｅ」コーナー。デビューからの２３年でリリースした全５３枚のシングル曲から、ランダムに２曲を選び、聴きたい楽曲をコールした声量が大きい曲が採用される。

　この日の観客は「Ｔｈｉｓ　ｉｓ　ｌｏｖｅ」「がんばりましょう」の中から「がんばり―」をセレクト。メンバーは直前までどの楽曲を歌うか知らされていないため、ぶっつけ本番でのステージとなった。

　ファンに曲を選んでもらったあとは、毎日、ゲストとテレビ電話で中継をつなぎ、再び楽曲を決めてもらう。この日は木村主演のフジテレビ系連続ドラマ「ＨＥＲＯ」で共演している女優の北川景子（２８）が生出演。ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏にちなみ、「私もキタガワって言います」と場内の笑いをゲットし「雪が降ってきた」と「笑顔のゲンキ」から「笑顔―」をリクエストした。

　客席参加型のステージを届け、さらに一体感が深まった様子。来年１月のファイナルまで史上最長となる１３１日間を駆け抜ける。東京公演も５日連続での開催とあって、中居正広（４２）は「東京Ｄで５連戦。巨人でも３連戦ですからね！　中継ぎじゃなくて先発でやってるからキツイよ…」と野球にたとえて弱音を吐きながらも、心地いい疲労感に包まれていた。

（14/9/5(金)スポーツ報知）