1 陽花

SMAPらが“明日へ”エール唱

■SMAPが、AKBが、サブちゃんが…“明日へ”エール唱

 東日本大震災から1年を翌日に控えた10日、芸能界から被災地へエールを送るイベントが各地で行われた。千葉市などでは「震災から1年“明日へ”コンサート」と題して、SMAPやAKB48らが歌声を披露。被災地への支援継続を約束した。

 「“明日へ”コンサート」は千葉市の幕張メッセと福島県須賀川市で行われ、NHK BSプレミアムが約6時間にわたって生中継。計20組以上が“音楽の力”を通じてメッセージを送った。中居正広(39)が司会を務め「僕らにできることは微力ですが、関心を持つこと、震災があったことを忘れないことが大切です」と呼び掛けた。

 震災発生後は個人でもSMAPでも被災地を回り、お忍びでも訪れた。見てきた現状と、アーティストとしてやれる何かを「not alone〜幸せになろうよ〜」や「世界に一つだけの花」などの歌唱に込めた。

 AKB48は、被災地を訪れた際に必ず歌う「ヘビーローテーション」のほか、バンド演奏で「GIVE ME FIVE!」も披露。前田敦子(20)は「(被災地の人たちに)会いに行くことは続けていきたい」、SKE48の松井珠理奈(15)は「力を合わせて一人でも多くの人に笑顔と元気を伝えたい」と約束した。ゆずは郡山市内の高校の体育館から中継で「栄光の架橋」を熱唱。Kis―My―Ft2、Perfume、乃木坂46らのほか、最後はいきものがかりが歌で「歩いていこう」と呼び掛けた。

 福島会場には郡山市出身の西田敏行(64)や坂本冬美(44)らが出演。北島三郎(75)は「皆さんが元気になれるように一生懸命、歌わせてもらいます」とあいさつし「帰ろかな」と「まつり」を歌った。西田は「一日も早く美しい日本のふるさとに明かりがともるようになれば」と話し、「あの街に生まれて」「もしもピアノが弾けたなら」を披露。歌唱の最後には「頑張ってなー、ふくしまぁー」と叫び、テレビ画面を通して、会場に来ることができない人たちにもエールを送った。安田祥子(70)と由紀さおり(63)が「楽しい思い出にしましょう」と、郡山市立大島小合唱部の子供たちと「ふるさと」などの童謡で共演。笑顔で歌う子供たちに、西田が涙をこぼす場面もあった。


(12/3/11(日)スポニチ)