1 陽花

『アイムホーム』制作発表会見A

■キムタク 上戸彩にお姫様抱っこ絶賛された「優しいな〜と思った」

 SMAPの木村拓哉(42)が6日、都内で、主演するテレビ朝日の連続ドラマ「アイムホーム」(16日スタート、木曜後9・00)の制作発表に出席した。

 事故で5年間の記憶を失い、妻子の顔が仮面をかぶっているように見える主人公の物語。木村は妻役の上戸彩(29)とともに結婚指輪をつけて登場。まるで結婚会見のように、上戸とツーショットで指輪を披露するひと幕もあった。

 会見では2人の挙式写真も公開された。劇中に登場する写真で、木村は3月10日に行われた撮影を振り返り「極寒の中、上戸さんは肩から胸元まであらわなドレス姿だったのにやり抜いた」と紹介。上戸をお姫様抱っこする一枚もあったが、「これは劇中で使われてないんです」と苦笑いした。上戸は「使われたのは私が半目の写真。こっちが良かった」とボヤキながら「普通は下ろす時、ドンッとなりますけど、木村さんは足を出してお尻を一度座らせてからゆっくり下ろしてくださった。優しいな〜と思った」と明かした。

 2人は初共演。上戸の印象について木村は「イメージ通りの人。女性らしいのに、どこかさっぱりしている」と説明。上戸は「想像していたより100倍素敵な方。お芝居をしてても充実感がありますし、それ以外の時間も楽しい」とべた褒めだった。

 また、息子役の高橋來(6)も木村にベッタリ。用意されていた椅子には座らず、膝に飛び乗って会見に臨んだ。本物の親子さながらの姿を見せた木村は「僕はここがいいって。若干、足がしびれてます」と話して笑いを誘った。

◆キムタク 初のテレ朝連ドラ主演に緊張も…社食「おいしく」

 テレビ朝日の連続ドラマに初主演。「非常に緊張していますが、楽しい仲間、新しいクラスメート(スタッフ)と毎日楽しく撮影してます。社員食堂もおいしくいただいています」と話した。作品については「ミステリーだけでなく、噴き出すような場面もある」と自信を見せた。共演者は及川光博(45)西田敏行(67)ら。

(15/4/7(火)スポニチ)


■キムタク、テレ朝連ドラ初主演で500円の社食定食

 木村拓哉(42)が6日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われたテレビ朝日系連続ドラマ「アイムホーム」(16日スタート、木曜午後9時)の制作発表に出席した。木村は同局連ドラに初主演。視聴率V字回復のカギを握る視聴率男の起用で、同局の力みは隠せないが、木村自身は自然体で臨んでいる。

 「会見を華やかで大々的なものにしたい」。テレビ朝日の意気込みで、六本木ヒルズアリーナを使用した。関係者、取材陣の他、木村とヒロインの上戸彩(29)のファンクラブ会員計550人も集まった。上戸は「こんなにキャーキャー言われてうれしかった」と喜び、会見場はライブ会場のような熱気に包まれた。

 同局にとって念願だった木村の連続ドラマ初主演作とあって、力が入るのは仕方ないところ。同作で木村が高級家具がそろった部屋に住む設定に合わせ、収録スタジオでもイタリア製などの本物をそろえている。リビングのソファは約240万円、書斎のラウンジチェアは約63万円…。高級家具をこれだけそろえるのは異例といい、同局関係者は「木村さんを主演に迎えるにあたり、よりリアリティーを重視した」としている。

 木村の妻でヒロインのキャスティングも、同局の熱烈オファーによって実現した。ある関係者によると、上戸側には別の大きな仕事のオファーもあったが、交渉を重ね口説き落としたという。ロケ弁当も肉好きの木村を意識して肉を入れるなど、細部まで心配りを欠かさない。

 それらはすべて、同作への期待感からだ。昨年度平均視聴率は全日、ゴールデン、プライムとも2位。ライバルで3冠の日本テレビに差をつけられ、平城隆司常務は「アイムホーム」について、「非常に高い数字を期待しています」と公言している。

 そんな状況下、木村は自然体でいる。「非常に緊張していますが、楽しい仲間、クラスメートと楽しく撮影しています。雰囲気が変わった転入生を温かく迎え入れてくれている感じ。早く現場になじみたいので、常に現場にべったりでやらせていただいています」。撮影時は同局の社員食堂を利用。関係者によると約500円の日替わり定食をよく食べるといい、この日も「毎日行ってます。おいしくいただいています」と笑顔を見せた。

 ◆「アイムホーム」 石坂啓氏が手掛けた同名漫画が原作。記憶を失った男が自分探しをするとともに、家族とは何かを探るミステリータッチのホームドラマとして描かれる。木村が演じるのは妻と息子を持つ証券会社サラリーマン。事故で直近5年間の記憶があいまいになり、現在の妻子の顔が仮面に見え、愛情があるかも分からなくなる。

(15/4/7(火)日刊スポーツ)