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慎吾が「踊る」ファイナルで犯人役

■香取慎吾「踊る」ファイナルで最凶犯人!

 SMAPの香取慎吾(35)が9月7日公開の映画「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」(本広克行監督)に出演することが5月31日、分かった。シリーズのファンという香取にとって念願の出演で、しかも異例の“悪役”だ。主演の織田裕二(44)とは1998年の連続ドラマ以来14年ぶりの共演。「織田さんには負けません」と真っ向勝負で青島刑事に挑む。

 「ファンのひとりとして、『踊る』の世界に入れる夢がかないました」 かつて、フジテレビ系「SMAP×SMAP」(月曜後10・0)で青島刑事に扮して「踊る−」のパロディーを演じたほど同シリーズのファンを公言する香取が、念願の出演に胸躍らせている。シリーズ完結編の映画第4弾。ファイナルにふさわしい大物犯の登場だ。

 配給の東宝は、香取の犯人像について「シリーズ最凶」と言い切る。過去の事件に対する恨みから、復しゅうのためなら“正義”の名のもと、人を殺すこともいとわない冷酷な役どころ。通常の犯人役とは違い極端にセリフが少なく、台本にも感情がほとんど書かれていなかったため、香取の持つ独特な雰囲気とオーラで表情を語らなければならなかったという。

 それを踏まえた上で、香取は激しい銃撃シーンのほか、クライマックスでは織田演じる青島刑事と対決するシーンを熱演。4月20日に撮影を終えた本広克行監督(46)は「普段あまり見せない狂気の芝居を見せてくれています。表情だけでものを語れる役者としての魅力を感じた」と絶賛した。これまで明るいキャラクターを演じることの多かった香取が、新境地を開いた瞬間だった。

 織田とは98年のフジテレビ系連続ドラマ「恋はあせらず」以来14年ぶりの共演。当時、香取はストイックなほど演技に対して真摯に向き合う織田の姿を目の当たりにし、大いに刺激を受けたことをテレビ番組などで公言している。それだけに、役者として成長した姿を織田に見せる機会でもあった。

 香取は「自分の持つ力を出しきって、織田さんと勝負しました。織田さんに負けません」と自信に満ちたコメントを寄せた。織田vs香取のクライマックスは、シリーズファイナルを飾るにふさわしい名シーンになる!!

★SMAP2人目

 SMAPのメンバーでは、稲垣吾郎(38)が97年のスペシャルドラマ版でキレると手がつけられない薬物中毒者の強盗殺人犯、鏡恭一を演じており、「踊る−」の悪役は香取で2人目。

 同シリーズでは過去にも大物ゲストが悪役で登場。98年の映画第1弾では小泉今日子(46)が猟奇殺人事件の犯人・日向真奈美を演じ、狂気に満ちた怪演で話題を呼んだ。03年の映画第2弾はお笑いコンビ、ナインティナインの岡村隆史(41)が連続婦女暴行犯役で出演。一昨年の第3弾には、小泉、岡村、稲垣ら過去に青島刑事に逮捕された悪役9人が再登場した。

(12/6/1(金)サンスポ)


■香取慎吾が史上最凶殺人犯!映画「踊る大捜査線」で織田裕二と対決

 「SMAP」の香取慎吾(35)がシリーズ完結編となる映画「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」(9月7日公開、本広克行監督)に犯人役で出演することが31日、分かった。「踊る―」史上最も凶悪な殺人犯として、主演の青島刑事こと織田裕二(44)と対決。普段の元気で明るいイメージとは180度変わった、鬼気迫る演技で、ドラマシリーズから15年続いた「踊る―」の歴史にピリオドを打つ。

 人気の「踊る―」シリーズ最後の事件にふさわしい、“史上最凶”の犯人に香取が挑む。

 連続ドラマ時代から「踊る―」の大ファンだった、という香取は「ファンの一人として『踊る』の世界に入れる夢がかないました」と大感激。これまでも出演を熱望していたが「(メンバーの)稲垣(吾郎)くんが出演した時(97年『歳末特別警戒スペシャル』、10年『―THE MOVIE 3』)に自分の出演はないな、と思った」と半ばあきらめていただけに喜びはひとしおだ。

 今回、香取が演じるのは、ある殺人事件を起こす青年・久瀬。直接対決する織田とは98年のフジテレビ系連続ドラマ「恋はあせらず」以来、14年ぶりの共演だ。セリフも極端に少なく、表情だけの演技を要求される難役に正面から向き合い、「自分の持つ力を出しきって(スクリーンで)織田さんと勝負したい。織田さんに負けません。お楽しみに」と意気込んでいる。

 香取は過去にも同局系連続ドラマ「沙粧妙子 最後の事件」(95年)、「ガリレオ」(07年)などで犯人役に挑戦している。SMAPとしてはスペシャルドラマ「古畑任三郎 VS SMAP」(99年)でメンバー5人が本人の役で犯人を演じた。普段はユニークなキャラクターを演じることが多い香取だが、イメージを変える役作りで青島刑事との最後の戦いを盛り上げている。

 「普段あまり見せない狂気の芝居を見せてくれてます」と本広監督は香取の熱演に目を見張る。「表情だけでものを語れる役者としての香取さんに、すごい魅力を感じました」と、緊張感のある撮影を振り返った。

(12/6/1(金)スポーツ報知)