中居の父、２月に肺がんで死去�B

■ＳＭＡＰ中居の父・正志さん死去　一昨年がん発覚、手料理で闘病支えた

　人気グループ「ＳＭＡＰ」の中居正広（４２）の父・中居正志（なかい・まさし）さんが２月にがんのため死去していたことが９日、分かった。７９歳だった。中居がこの日夜、ニッポン放送のラジオ「中居正広のＳｏｍｅ　ｇｉｒｌ’ＳＭＡＰ」（土曜・後１１時）の放送中に明かした。

　中居は「個人的なことですけども、２月１９日に私のお父様が亡くなりました」と報告。正志さんは１３年２月に肺がんと診断され、手術は成功したが秋ごろにリンパ節に転移。昨年５月に喉頭がんが新たに発見され、入退院を繰り返していたという。中居はラジオで正志さんの闘病生活を気丈に報告。食が細くなった正志さんを気づかい、苦手な手料理を特訓したことなど、献身的な看病ぶりを明かした。

　正志さんと中居は仲良し親子としてＳＭＡＰファンの間でも有名だった。ジャニーズタレントの家族はあまりメディア露出をしない中で、フジテレビ系「めちゃ×２イケてるッ！」や同局系「２７時間テレビ」などテレビ番組にも例外的に出演していた。おおらかで愛嬌（あいきょう）のある人柄。ＳＭＡＰが出場する大みそかのＮＨＫ「紅白歌合戦」では、毎年リハーサルに訪れ、業界関係者にあいさつ回りをするなど、名物パパとして知られていた。

　兄２人とは年の離れた三男坊である中居は、特に父を慕っており「オヤジ」「ヒロちゃん」と呼び合っていた。葬儀・告別式は近親者のみで済ませ、先月８日に四十九日の法要を終え、一区切りがついたことから、ラジオで発表をすることになったという。納骨はまだされておらず「僕の家にも５センチ×５センチぐらいの箱の中に骨があります」と話した。

（15/5/10(日)スポーツ報知）