1 陽花

慎吾がW杯オーストラリア戦をテレ朝で観戦

■慎吾団長「しびれた」日本豪とドロー

 テレビ朝日サッカー日本代表応援団長を務めるSMAP香取慎吾(35)が12日、日本代表が1−1で引き分けたブラジルW杯アジア最終予選第3戦、オーストラリア戦を東京・六本木の同局で観戦した。第1、2戦は埼玉スタジアムで観戦したが、この日は仕事の都合でオーストラリア入りを断念。ユニホーム姿で中継を見守った香取団長は、日本代表のアウェーでの奮闘にしびれ続けた。

 3連戦の最後で、本当に最終予選が始まったと。これからの長い旅が始まったと感じました。(快勝だった)第1、2戦がなかったら、ボッコボコにやられてたんじゃないかなという感じでしたよね。アウェーで引き分けというところまで持っていけたし、いい試合でゾクゾクしました。しびれましたね。これがやめられないんですよ! SMAPでも味わえないです。

 印象に残ったのは本田選手ですね。アシストもそうだし、苦しい状況でも本田選手がボールを触ると、何かが起きるという感じが常にあったので。最後のFKも蹴れないで終わる。映画の続編へ、(次戦の)9月へ! みたいな。あの審判、分かってんのかなぁ(笑い)。

 街で「慎吾ちゃん、何でいるの?」「オーストラリアに行かないんだ」と結構、声を掛けられましたけど、不敗神話はあってないようなものですよ。ついさっきまで、テレビのロケで食って食って食いまくって、おなかがいっぱいですが(笑い)、ユニホームに袖を通すと気持ちが“団長”に自然に切り替わり、精いっぱい応援しました。

 激しい試合を見ていて、途中でコンサートのことを思いました。ピンチの時にピッチ上で選手が話し合っている光景が、ステージ上でちょっとアクシデントがあった時にメンバー同士でアイコンタクトしてクリアするみたいで。最近、コンサートに向けて頭がいっぱいというのもあるんですけど。試合から活力をもらって、コンサートへの熱い思いがジワジワきました。

 そして、「続編へ」を見せられた感じなので、9月のイラク戦は行けるものなら行きたいですね。アウェーに乗り込むのは怖いですけど、あの中で気持ちを伝えるというのは、気持ちいいでしょうねー。行けるところはぜひ行きたいですね。


(12/6/13(水)日刊スポーツ)