1 陽花

慎吾がドラマ『一千兆円の身代金』主演

■“犯人”香取慎吾が本田望結ちゃん誘拐!身代金なんと1085兆円

 SMAPの香取慎吾(38)が今秋放送のフジテレビ系スペシャルドラマ「一千兆円の身代金」に主演することが28日、分かった。世の中への不満から行動をエスカレートさせていく誘拐犯役で、人質の少女を人気子役、本田望結(みゆ、11)が演じる。香取は初挑戦の難役に「最近あまりやっていなかった役」と意欲を燃やしており、ドラマでは初となる本田との共演を心待ちにしている。

 天才肌の俳優と天才子役が上質なミステリーを作り上げる。

 原作は、2013年の「このミステリーがすごい!大賞」(主催・宝島社)の大賞に輝いた八木圭一氏の同名小説。本田演じる元副総理大臣の孫を香取扮する犯人が誘拐。副総理に対して、日本の財政赤字額と同額の身代金1085兆円か、巨額財政赤字を招いた責任をとって国民への謝罪を求めるというミステリーだ。

 香取といえば、06年に放送された同局系「西遊記」の孫悟空や、09年のTBS系「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の両津勘吉など明るいキャラクター役のイメージが強いが、制作サイドは「今回はミステリアスかつセクシーな香取慎吾を演じていただきたい」と、世の中に不満を抱く影のある役をオファーした。

 初の誘拐犯役に香取は「うれしかった」と喜び、「最近の僕があまりやっていなかった役。僕を求めてくれているんだ」と役者魂を燃やす。

 人質の小学生を演じる本田とは12年に同局系「SMAP×SMAP」で共演しているが、ドラマでは初。香取は「天才。計り知れないパワーがある」と絶賛し、「役を作り込んでくるだろうけれど、それをはがして、人間『本田望結』を引き出したい」と共演を心待ちにする。

 一方の本田は「一千兆円のミステリーにふさわしい本田望結を演じられるように、ミステリーを追求したいです」と意気込む。2人が起こす化学反応が、読書の秋ならぬドラマの秋を彩る。

◆香取慎吾、須賀健太に20歳のプレゼントも「返事ない」

 香取は、これまでも02年の同局系「人にやさしく」で同居人役の須賀健太(20)、08年の同局系「薔薇のない花屋」で娘役の八木優希(14)ら、多くの人気子役と共演してきた。彼らとは今でも交流があるといい、当時7歳で昨年10月に成人した須賀にはウイスキーとグラスをプレゼントした。「ハタチになったと知ってびっくりして贈った。でも、返事がない。事務所宛てに送ったんだけれど、届いているのかな」と“音信不通”に寂しげだった。

(15/7/29(水)サンスポ)


■香取慎吾が初の誘拐犯役 本田望結とドラマ初共演

 SMAP香取慎吾(38)が、初めて誘拐犯役を演じることが28日、分かった。フジテレビ系土曜プレミアムSPドラマ「一千兆円の身代金」(今秋放送)で、犯人役は12年の映画「踊る大捜査線 THE FINAL」以来3年ぶり5度目で、クランクインを前に心境を語った。

 「誘拐犯役。うれしいですね。真っ正面から笑顔で正義の声を発するのもいいけど、ちょっと違う方向から自分の声を投げかける役。お話をいただいて『ああ、俺はまだやれるんだ』と。僕を求めて、チャンスを与えてくれる人がいるから頑張れる」

 原作は作家八木圭一氏の同名小説で、13年の「このミステリーがすごい!大賞」受賞作。香取演じるナオトが、本田望結(11)演じる元副総理の孫を誘拐し、1085兆円という日本の財政赤字と同額の身代金を払うか、財政赤字を公式に謝罪しろとマスコミを通じて要求する内容だ。本田とはドラマ初共演で、香取は「天才子役は怖い。はかりしれないパワーがある。きっと完璧に仕上げて来る。でも、そのよろいがはがれて『人間本田望結』になる瞬間を作れれば。子供も大人も関係ない」と楽しみにしている。

 一方で香取は、現場に入るまでは、役のイメージ作りをしない主義で、「僕は常に素材でいたい。監督と話し、衣装合わせをして、セット、ロケ現場の空気に触れることで、ジワジワと作り上げるんです」と話している。

(15/7/29(水)日刊スポーツ)