1 陽花

『ギャラクシー街道』宇宙講座イベント

■三谷幸喜監督、『スター・ウォーズ』相手に弱気 香取慎吾の質問にタジタジ

 人気グループ・SMAPの香取慎吾、三谷幸喜監督が9日、都内で行われた映画『ギャラクシー街道』の宇宙講座イベントに出席した。

 同作は、西暦2265年の宇宙にある“ギャラクシー街道”の片隅の小さなハンバーガーショップを舞台に、そこで働く店員と客、すべて宇宙人たちが織りなすスペースロマンティックコメディー。作風になぞらえて三谷監督は、香取や観客たちに「宇宙の大きさ」「宇宙と映画の関係」「『ギャラクシー街道』はSF」の3つのテーマで“宇宙講座”を展開した。

 「宇宙と映画の関係」では、もちろん“SF映画の名作”『スター・ウォーズ』のタイトルが挙がった。今年12月18日には、新シリーズ『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が公開とあって、今作の主演を務めた香取は「『スター・ウォーズ』の新作がくる今年にどうして『ギャラクシー街道』をやろうと思ったのか。偶然、自分がSFを作ろうと思ったら『スター・ウォーズ』と被ったの?」と、三谷監督へ直球質問。

 タジタジとなりながら三谷監督は「結果的にライバルになって負けました…」と弱気発言をポツリ。慌てて香取が「早いよ! まだ(『スター・ウォーズ』は)公開してないから」とフォローを入れるも「多分、企画はこっちのほうが先。向こうがぶつけてきた。卑怯な奴らですよ、何も今年やらなくてもいいのに…」と強敵相手に終始、ボヤいていた。

(15/11/9(月)ORICON STYLE)


■三谷幸喜氏 新作映画の評判に敏感

 脚本家の三谷幸喜氏(54)が9日、都内で行われた映画「ギャラクシー街道」のイベントに主演のSMAP・香取慎吾(38)と登場。映画は10月24日の公開から2週連続で動員ランキング1位に輝く一方、ネット上で厳しい感想が相次ぐ“問題作”となっており、自虐ジョークを連発した。

 宇宙のハンバーガーショップを舞台にした群像劇。06年公開の「THE 有頂天ホテル」(興収60・8億)、08年公開の「ザ・マジックアワー」(興収39・2億)などで、監督としてもヒットメーカーとなった三谷氏の7作目の映画となる。

 緻密な伏線や卓越したコメディーセンスで魅了してきた国民的売れっ子だが、今作でのネット上の評判は芳しいとは言えず。周囲の声が耳にも入っているのか、冒頭から「こんなに『見ましたよ』って言って下さるのは初めて。みんなが僕を励ましてくれてるのか…。落ち込まないで、みたいな。分からないですけど」と切り込んだ。

 さらに、同じ宇宙を舞台にした人気シリーズ「スター・ウォーズ」の最新作が12月に公開されることを香取に突っ込まれると、三谷監督は「結果的にライバルになって…負けました」と“敵”の公開前に白旗。「ちまたで、これはSFじゃないなんて怒ってる人がいるんです。『何怒ってるんだ、バカヤロー』と思いますけど…」などと嘆き節が止まらなかった。

 それもこれも、魂を込めた映画だとの自負があるこそ。宇宙の表現としてCGではなく手書きした背景を使っていると明かし「温かな表現にしたかった」と、こだわりも告白した。

 イベントでは、映画に絡めて香取と観客に宇宙についての講義を披露。最後は「隅から隅まで、いろいろ考えて作った作品なので、何度も見て、楽しみを共有してもらえたらと思います」と訴えるようにあいさつした。

(15/11/10(火)デイリースポーツ)


■三谷幸喜監督「バカ野郎!」ネットや一部批評に反論

 三谷幸喜監督(54)が恨み節を連発した。公開中の映画「ギャラクシー街道」のPRイベントが9日、都内で行われ、主演のSMAP香取慎吾(38)と登壇した三谷監督は無精ヒゲ姿。興行1位のヒットとなる一方で、ネットや一部で批評されたことへの反論か、「バカ野郎! と言いたい。町を歩いていて、これほど『元気ですか?』と声を掛けられた経験はありません」と皮肉まじりに話した。

 一方で、話題の映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が話題になると「負けました」。香取から「あっちはまだ公開もされてませんよ」と突っ込まれると「あぁ、そうだった」と答え、笑いを誘っていた。

(15/11/10(火)日刊スポーツ)