1 陽花

木村がSMAP存続を直訴@

■キムタク SMAP存続直訴 電話で「あいつらと一緒にやりたい」

 分裂危機の渦中にあるSMAPの木村拓哉(43)は15日、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(84)とメリー喜多川副社長(89)に電話をかけ「あいつらと一緒にやりたいです」と直訴。グループ存続に向けて動きだした。スポニチ本紙スクープから3日。日本が、世界が注目する大騒動は重大局面を迎えた。

 木村がついに動いた。主演する時代劇映画「無限の住人」の撮影で京都市内に滞在中。そのロケ現場からジャニー社長とメリー副社長に電話をかけ「何とか25周年(デビュー記念イベント)をやらせていただけませんか」と訴えた。「あいつらと一緒にやりたいんです」。率直な言葉に必死な思いがにじんだ。

 「育ての親」といわれる女性マネジャー(58)が独立に動きだしたのは昨年8月ごろ。事務所を出た後もグループは存続できるといった不可能な約束などで誘われた中居正広(43)、稲垣吾郎(42)、草なぎ剛(41)、香取慎吾(38)が追随する中、木村だけは当初から一貫してぶれなかった。ジャニーズ事務所という土台あっての自分たちの成功と分かっていたからだ。

 こう着状態が続いてきた今回の分裂騒動。独立工作が動きだしてからの5カ月間どんな誘いの言葉にも揺らぐことのなかった男がついに動いた。まったく先が見えなかったSMAPの行方に初めて一筋の光が差した。

◆キムタク 自身のラジオで騒動に初言及「信じてついてきて」

 TOKYO FMで「木村拓哉のWHAT’s UP SMAP!」が15日夜、放送された。

 冒頭で木村は「今週いろんな報道が出まして皆さんのことを何かとお騒がせしています」とあいさつ。「いつか自分の言葉で話せる時が来たら、この番組でお話しさせていただきたい。自分は番組のキャプテンとして、皆さんは乗組員として、キャプテンを信じてついてきてください」と呼び掛けた。分裂危機の発覚後、メンバーが騒動について話すのは初めて。収録は14日に行われたとみられる。

◆鶴瓶が香取へ熱い思い「SMAPはSMAPだけのものじゃない」

 分裂危機にあるSMAPの香取慎吾(38)が15日に放送されたTBS「A―Studio」(金曜後11・15)に出演。笑福亭鶴瓶(64)からSMAPへの強い思いを聞かされ、神妙な表情を見せた。

 鶴瓶は「よううまいことこの5人集めたよね、SMAPになったらすごいよ」と5人の個性が組み合わさったSMAPを称賛した。さらに番組のエンディングでは、11年に行われたSMAPの北京公演の帰国時に香取が感じたというエピソードを披露。「(機内で)みんなそれぞれいろんなことをしていたんやけど、寝落ちして。(香取が)ぱっと起きたら全員が同じ格好で寝落ちしていた。それを見たら向こうで戦ってきた同志が同じ状態で寝ていることに『ものすごい幸せを感じた』って」。

 さらに「SMAPは日本のエンターテインメントの特別ですよ。SMAPはSMAPだけのものじゃないという自覚を本当に持つべきやなと思います」と、今のSMAPに強く響きそうなメッセージも。香取は鶴瓶の独り語りをスタジオ袖で聞き入っていた。

◆SMAP中居、胸中語るか…16日夜ラジオ出演

 SMAPの分裂騒動の中、16日に中居正広(43)がパーソナリティーを務めるニッポン放送「中居正広のSome girl’ SMAP」(土曜後11・00)が放送される。昨年5月には父親が死去したことを明かすなど胸中を語ってきた番組だけに、騒動に関する発言が注目される。

 また、香取慎吾(38)はTBSの主演ドラマ「家族ノカタチ」(17日スタート、日曜後9・00)の宣伝のため、同局の「王様のブランチ」(土曜前9・30)に出演する。

◆清原和博氏 “恩人”中居思いやる「眠れない日が…」

 元プロ野球選手の清原和博氏(48)は15日、自身が苦しい時に支えてくれた“恩人”中居を「眠れない日が続いているのだろうか」と公式ブログで思いやった。

 清原氏は14年3月に薬物疑惑が報じられてバッシング報道が過熱して以降、メディア露出が激減。「自分の苦しい時、たくさんの方々に自分のことをテレビに出演できるよう言ってくれていた」のが中居だったといい、実際に昨年4月、TBS「中居正広の金曜日のスマたちへ」への出演が実現した。互いの誕生日も同じ(8月18日)で、最後は「中居君は眠れない日が続いてるのかな」と気遣った。

つづく