1 陽花

木村がSMAP存続を直訴F

◆SMAP解散で日本経済に636億円の損失

 関大の宮本勝浩名誉教授(70)はSMAPが解散した場合の経済的損失を試算し15日、発表した。

 解散すると、年間636億円の経済効果が失われる。宮本氏は「週刊新潮」(14日発売)のSMAPのコンサート収入など年間収入約250億円をベースに試算。直接の経済効果を280億円と試算。さらにCDの材料など1次波及効果と直接の経済効果を合わせると約499億円、2次波及効果は約137億円。年間の経済効果を計636億円とした。宮本氏は「解散すると、日本経済にとっても大きな損失」としている。

■稲垣吾郎、主演舞台の制作会見&囲み取材予定なし

 国民的アイドルグループSMAPのメンバーは15日、解散危機の衝撃が収まらない中、それぞれの仕事に集中した。

 稲垣吾郎(42)は前日14日に続きこの日も、都内のスタジオで、主演ミュージカル「恋と音楽 FINAL〜時間劇場の奇跡〜」(2月13日〜3月8日、東京・パルコ劇場)の稽古を行った。通常は舞台上演に際し、制作発表会見や、稽古の公開、初日直前の囲み取材などが行われるが、現時点で、行われる予定はない。

 また、稲垣は今日16日放送のフジテレビ系バラエティー「THE ミッション」(午後7時57分)に出演する。「スターの奇跡を見せろ」というミッションが与えられ、「30分以内に『ありがとうございます』を言ってもらえ」「1時間以内に『本当にありがとうございます』と言ってもらえ」という内容。稲垣は「こういう仕事は、草なぎ剛の担当じゃないの?」と苦笑い。稲垣をよく知る人物として半同居人の謎の中年男性・ヒロくんが登場して解説する。

◆中居正広「意見がバラバラなのがすごく大事」

 解散危機の渦中にある、国民的アイドルグループSMAPの中居正広(43)が、16日発売の朝日新聞朝刊別刷り「be」の人気コーナー「フロントランナー」で独占インタビューに応えている。

 取材は昨年12月23日に東京・渋谷のNHKで実施。慎重に言葉を選んでいるが、モットーは、自分の発言や行動に、評価や手柄、見返りを求めないことだとして、「SMAPの中でもみんなの意見がバラバラなのがすごく大事だと思うんです」などと語っている。

 中居は同11月までに稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾とジャニーズを退社する意向を示し、新たな道を歩むことを決意。ともに、SMAPを引っ張ってきた木村拓哉(43)は事務所残留を決めていて、この時期にはすでに「4人対1人」の「バラバラ」になることが決定的になっていただけに、意味深な言葉にも受け取れる。

 中居が持つ単独レギュラー番組は5本。定評がある抜群のトーク力などについて、「気配りと努力の『テレビの顔』」「求められなければ、いつ身を引いてもいい」などの見出しで記事にしている。

(16/1/16(土)日刊スポーツ)