1 陽花

木村がSMAP存続を直訴I

◆SMAP中居、独立なら争奪戦!芸能プロ幹部、司会は「名人芸」

 今後のグループの方向性については予断を許さない状況が続くSMAPが、「グループ分裂」という最悪の事態を招いた時、最も動向に注目が集まるのが、卓越したトーク力を武器に多数の番組で司会を務める中居正広(43)だ。

 中居は15日、都内で日本テレビ系「ナカイの窓」(水曜・後11時59分)の収録に臨んだ。関係者によると、普段と変わらない様子で、淡々と撮影に臨み、騒動について触れることはなかったという。午後10時頃、収録を終え、足早に車に乗り込むと猛スピードで報道陣を振り切った。収録に参加していたタレントのヒロミ(50)はブログで「元気そうで、なにより」とつづった。

 日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース」、TBS系「中居正広の金曜日のスマたちへ」など、現在、テレビ、ラジオの単独レギュラー番組は6本を持つ。NHK紅白歌合戦の司会を6回(07年は紅組で)務めた経験に加え、タモリ(70)、笑福亭鶴瓶(64)、石橋貴明(54)らビッグネームはもちろん、番組スタッフの信頼も厚い。

 その実力は誰もが認めるところで、独立となれば、複数の芸能事務所が中居を放ってはおかないのは確実。芸能プロ幹部も「新人からあそこまで育てるのは難しい。彼の努力があったからこそだけど、そつなくスタジオを回すテクニックは名人芸の域。あれだけ嫌いな人がいないのも珍しい」と語る。

 今回の騒動は、ジャニーズ事務所の内輪もめに巻き込まれたという見方もできる。世論もSMAP分裂回避の声が高まりを見せている。分裂か、回避か、SMAPは次回契約の9月まで8か月を残す。中居の、そして、メンバーの去就に注目が集まる。

◆木村拓哉「信じてついてきて」ラジオでファンに呼びかけ…収録は14日

 SMAPの木村拓哉(43)は15日、TOKYO FMのレギュラー番組「木村拓哉のWHAT’S UP SMAP!」に出演し、騒動について初めて口を開いた。

 14日に収録されたもので、番組冒頭に「今週いろんなニュース、報道が出まして、お騒がせしています」と切り出した。グループの分裂や解散について具体的には明言せず、「ちゃんと、いつか自分の言葉で話せる時が来たら、このWHAT’Sで、お話しさせていただきたいと思います。信じてついてきてください」と理解を求めた。

 前向きな歌詞で親しまれるSMAPの代表曲「オリジナルスマイル」をかける際には「我々SMAPの」と前置きしてから紹介したり、「何かと不安を抱える人が多い時期ですね」と語る場面もあった。木村はこの日は京都市内で映画の撮影に参加した。

(16/1/16(土)スポーツ報知)