1 陽花

木村が事態打開模索へJ

◆さんま、SMAP分裂危機知っていた!昨年特番「やりにくかった」

 分裂、解散危機騒動の渦中にあるSMAPと親交が深いタレント、明石家さんま(60)が16日、関西ローカルのラジオ番組で、表面化する以前から騒動を知っていたことを明かした。メンバーとテレビ共演した昨年末を振り返り、「やりにくかった。この2カ月間、僕も振り回された」とボヤキ節。タレント、ビートたけし(68)もテレビ番組で「仲直りツアー」をSMAPに提案するなど、お笑い界のBIG2も国民的アイドルグループの未来を案じていた。

 SMAPをかわいがっているさんまが、騒動の“裏側”を初激白した。

 大阪・MBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜後10・0)でさんまは「まだ結論はね、どうなるかは知らない」と前置きした上で、騒動について切り出した。

 SMAPの“変化”は約2カ月前に察知。1995年から毎年12月に放送される日本テレビ系特番「さんま&SMAP 美女と野獣のクリスマス」の収録で感じた異様な雰囲気を告白し、「やりにくかった。放送局は事情を知っていたのか、企画がゆるかった」と暴露。例年ならひっきりなしに話すトークが盛り上がらなかったという。

 「早く終わってほしかった」とボヤキながら、「メンバーは頑張ろうとするけど楽屋の空気もあるし…。薄々事情は知っていたから“仲良くしろよ”と思った」。収録終了間際には「また来年」と声をかけたが、木村拓哉(43)が「あんのかな」とつぶやいたため焦ったことも明かした。

 今年デビュー25周年を迎えるSMAPの歴史は、共演歴が数え切れないさんまなくしては語れない。メンバーでは特に木村と親しく、2002年のフジテレビ系「空から降る一億の星」にダブル主演し、03年から共演する同局系正月特番「さんタク」では、木村から親しみを込めて「おじき」と呼ばれている。

 一方で中居とは00年から同局系夏の大型特番「27時間テレビ」の名物コーナー「さんま・中居の今夜も眠れない」で共演し、爆笑トークを繰り広げる名コンビだ。

 さらに、さんまは分裂、解散危機について「ひょっとしたら紅白で発表するんじゃないかとか、この2カ月は僕も振り回された」と苦笑。「国民的アイドルがこういうことになるなんて。マネジャーと事務所、双方正しいからタチが悪い。俺が思う結論はあるけど」と心配した。

 最後はさんまらしく「年末にイタリアンレストランで偶然会った(副社長の)メリーさんが黙って(代金を)払ってくれて、昔から(社長の)ジャニーさんには世話になってるから僕はジャニーズ側」とボケをかましつつ、メンバーを思いやっていた。

◆中居正広、昨年収録のラジオで価値観を告白「優しいって何なんだ」

 SMAPの中居正広(43)が16日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「中居正広のSome girl’ SMAP」(土曜後11・0)に出演した。

 関係者によると、この日放送された番組はSMAPの分裂、解散騒動が表面化する以前の昨年12月下旬に収録。人に見せる優しさについて語り、「優しいって何なんだとばかり考えている。人が見ていないところはいいけど、人が見ているところで優しさをふりまくことができない」と価値観を告白した。

(16/1/17(日)サンスポ)