木村がジュリー副社長と緊急会談�A

■ＳＭＡＰ解散回避へ　キムタクとジュリー副社長面談

　分裂・解散騒動の渦中にあるＳＭＡＰが、メンバー５人のまま存続する可能性が出てきた。関係者によると、事務所に残留の意向を示している木村拓哉（４３）は、主演映画「無限の住人」（２０１７年公開予定）が１７日に京都市内でクランクアップして帰京。その後、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長（４９）とグループ存続を前提に話し合った模様だ。騒動が明るみに出てから５日。国民的アイドルグループ消滅という最悪なシナリオは回避に向けて動きだした。

　関係者によると、一連の解散報道により、事の重大さに気付いた中居正広（４３）は、数日前に木村に電話し、冷たい態度を取るなどこれまでの非礼をわびた。互いにグループを存続させたい考えで一致し、未来を託された木村が、頑として４人の復帰を許そうとしないメリー副社長に直接電話をかけて５人での活動継続を直訴した。

　ジャニーズ側も反響の大きさを受け止め態度を軟化させたとみられ、高齢のメリー副社長に代わり、娘のジュリー副社長が木村の主演映画のクランクアップに合わせて話し合いを行ったとみられる。

　問題発覚後、ＳＭＡＰの育ての親である女性マネジャーは、関係者と連絡を絶ち、現在進行形の番組制作などに支障をきたす状況が続いている。関係者によると、今回の責任を取って早期退社とともに芸能界から身を引く構えと見られる。１７日のジュリー副社長側と木村の話し合いをきっかけに、「復縁」の方向が固まれば、今週中にも収束に向かう。２０日に東京都内で予定されているフジテレビ系「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ」は、心機一転した５人で収録することになりそうだ。

◆松ちゃん「解散はありえない」 親友・中居にアドバイス！

　お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志（５２）が１６日、レギュラーコメンテーターを務めるフジテレビ系「ワイドナショー」（日曜午前１０時）で、解散騒動に揺れるＳＭＡＰの中居正広と直接会い、解散しないようアドバイスしたことを明かした。

　同番組には、中居が不定期ながらしばしばゲスト出演している。松本は中居と公私にわたり親交が深く、昨年２月に亡くなった中居の父の病床に見舞いにも行っている。

　松本は１６日、東京・西麻布でお酒を飲んでいたところ、連絡してきた中居と合流することになった。「勘弁してくれと。明日『ワイドナショー』あるからあまりしゃべりたないわ〜」とジョーク交じりに伝えたという。

　中居は、「育ての親」である女性マネジャー（５８）が昨年夏に退社に向けて動きだしたことに同調し、他のメンバーとともに独立を決意したが、木村拓哉が残留を決めたためグループは４対１の分裂状態に陥った。

　「とにかく僕は『絶対解散はしてはいけない』と言いました。独立するならまだしも、割れて解散は絶対にあり得ないと。誰も得しない。『バラバラになるというのはあり得ないと俺は思うよ』と言いました」

　熱く助言をしているうちに松本は「人のことやのに、泣きそうになった」そうで、「惜しまれながら解散とか今までもあったけど、限度が違う。このタイミングはあまりにも違う」と持論を展開。同じショービジネス界に生きる人間として、国民的アイドルグループの消滅を危惧しているようだ。

　助言に対する具体的なリアクションは語らなかったものの、松本は「やっぱり彼はＳＭＡＰをすごく大事に思っています。たぶん（メンバーの中で）一番思ってるのでは」と気遣っていた。

（16/1/18(月)東京中日スポーツ）