1 陽花
SMAP存続決定、スマスマで謝罪B
■SMAP、5人で存続宣言!キムタク生放送でキッパリ「ただ前を見て」
分裂、解散危機騒動に揺れたSMAPのメンバー5人が18日、フジテレビ系「SMAP×SMAP」(月曜後10・0)に出演。急きょ生放送に変更された番組冒頭で木村拓哉(43)が「これから何があっても前を見て、ただ前を見て進みたいと思います」とグループ存続を宣言した。前夜には、独立に動いた中居正広(43)ら4人がジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(84)、メリー喜多川副社長(89)らに直接謝罪していたことが分かった。
SMAPは、SMAPだけのものじゃない−。
ファンから番組に届いたメッセージは8000通。冒頭で、ファンが解散阻止に向けて購買運動を展開したSMAPの代表曲「世界に一つだけの花」が流れる中、応援の言葉が紹介された後、スーツ姿の5人が登場した。
中央に立った木村が、真っすぐ正面を向いて目を見開き、切り出した。
「SMAPが空中分解になりかねない状態だと思いましたので、5人が顔をそろえて皆さんに報告することが何よりも大切だと思いました」
右端に立った中居は対照的に、神妙な表情で「今回の件でSMAPがどれだけ皆さんに支えていただいているのかを、改めて強く感じました。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
草なぎ剛(41)は「ジャニーさんに謝る機会を木村くんが作ってくれた」と事務所との橋渡しをした木村に感謝。稲垣吾郎(42)は終始伏し目がちで、香取慎吾(38)は涙をぐっとこらえるように声を詰まらせた。
最後に木村は「これから何があっても前を見て、ただ前を見て進みたいと思います」とSMAPの存続を宣言。5人は深々と頭を下げた。「実質的なリーダーは木村」を印象づけた格好だ。関係者によると、契約が切れる9月以降もSMAPは存続するという。
ジャニーズ事務所はこの日午後2時、「メンバーの口から直接、心境を語らせていただくことが、せめてもの誠意」と急きょ、「スマスマ」の一部を生放送にすると発表。ドラマの初回拡大放送のため同10時15分から“謝罪会見”はスタート。5人は約3分間、自分の言葉で心境を語った。
前夜には、独立に動いた中居、稲垣、草なぎ、香取の4人が東京都内でジャニー氏、メリー氏と会談。それまで弁護士を通じてのやりとりだったため、騒動後、4人が社長、副社長と会うのは初めてで、今回の騒動について直接謝罪した。メリー氏の長女で事務所の“後継者”藤島ジュリー景子副社長(49)もその場にいたという。
当初から残留を決めていた木村は、17日に京都で主演映画「無限の住人」(来年公開)がクランクアップ。新幹線で帰京し、会談に合流する予定だったが、JR品川駅に殺到したファンと報道陣に追われたため、混乱を避けて合流を断念。帰宅したとみられる。
発端は、メリー氏と確執があったSMAPの育ての親の女性チーフマネジャー、Iさん(58)が独立を計画。4人も独立に動いたことでグループが分裂し、木村だけが残留を決めた。
独立に支持を得られなかったIさんは芸能界から身を引くことを決めた一方で、4人は残留の道を模索。しかし、一度退社を決めた4人にメリー氏が激怒し、拒絶する状況が続いていた。
その風向きを変えたのは、ファンの声や木村の働きだった。ファンが「世界に−」の購買運動を起こすなど、世論はSMAP存続に大きく傾いた。木村が、ジャニー氏とメリー氏に直接電話をかけて関係修復に努めていたことも分裂回避の決め手となった。
騒動を乗り越え、みんなのもとに“Only one”なSMAPが戻ってきた。
★グループ存続に反応さまざま…
若者であふれる東京・渋谷。帰宅途中という会社員、伊藤恵子さん(24)は「SMAPはみんなを勇気づけてくれた。これからも(私たちを)元気にし続けてほしい」と笑顔で話した。
長年SMAPを応援してきた人からは「表情が暗かった」との指摘も。東京・新橋の中華料理店で番組を見た千葉市の主婦、鈴木佳子さん(47)は「本心と違うことを言わされているのではないか。嫌々活動を続けるのなら良くない」とおもんぱかった。
◇SMAP
1988年にジャニーズ事務所のメンバー6人で結成した国民的アイドルグループ。91年にCDデビューし、バラエティー番組に進出して人気を得た。96年に森且行(41)が脱退し、オートレーサーに転身。フジテレビ系「SMAP×SMAP」は同年から続く人気番組で、「夜空ノムコウ」「世界に一つだけの花」「らいおんハート」など数多くのヒット曲がある。メンバーそれぞれが映画やドラマ、舞台などでも活躍している。
つづく
分裂、解散危機騒動に揺れたSMAPのメンバー5人が18日、フジテレビ系「SMAP×SMAP」(月曜後10・0)に出演。急きょ生放送に変更された番組冒頭で木村拓哉(43)が「これから何があっても前を見て、ただ前を見て進みたいと思います」とグループ存続を宣言した。前夜には、独立に動いた中居正広(43)ら4人がジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(84)、メリー喜多川副社長(89)らに直接謝罪していたことが分かった。
SMAPは、SMAPだけのものじゃない−。
ファンから番組に届いたメッセージは8000通。冒頭で、ファンが解散阻止に向けて購買運動を展開したSMAPの代表曲「世界に一つだけの花」が流れる中、応援の言葉が紹介された後、スーツ姿の5人が登場した。
中央に立った木村が、真っすぐ正面を向いて目を見開き、切り出した。
「SMAPが空中分解になりかねない状態だと思いましたので、5人が顔をそろえて皆さんに報告することが何よりも大切だと思いました」
右端に立った中居は対照的に、神妙な表情で「今回の件でSMAPがどれだけ皆さんに支えていただいているのかを、改めて強く感じました。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
草なぎ剛(41)は「ジャニーさんに謝る機会を木村くんが作ってくれた」と事務所との橋渡しをした木村に感謝。稲垣吾郎(42)は終始伏し目がちで、香取慎吾(38)は涙をぐっとこらえるように声を詰まらせた。
最後に木村は「これから何があっても前を見て、ただ前を見て進みたいと思います」とSMAPの存続を宣言。5人は深々と頭を下げた。「実質的なリーダーは木村」を印象づけた格好だ。関係者によると、契約が切れる9月以降もSMAPは存続するという。
ジャニーズ事務所はこの日午後2時、「メンバーの口から直接、心境を語らせていただくことが、せめてもの誠意」と急きょ、「スマスマ」の一部を生放送にすると発表。ドラマの初回拡大放送のため同10時15分から“謝罪会見”はスタート。5人は約3分間、自分の言葉で心境を語った。
前夜には、独立に動いた中居、稲垣、草なぎ、香取の4人が東京都内でジャニー氏、メリー氏と会談。それまで弁護士を通じてのやりとりだったため、騒動後、4人が社長、副社長と会うのは初めてで、今回の騒動について直接謝罪した。メリー氏の長女で事務所の“後継者”藤島ジュリー景子副社長(49)もその場にいたという。
当初から残留を決めていた木村は、17日に京都で主演映画「無限の住人」(来年公開)がクランクアップ。新幹線で帰京し、会談に合流する予定だったが、JR品川駅に殺到したファンと報道陣に追われたため、混乱を避けて合流を断念。帰宅したとみられる。
発端は、メリー氏と確執があったSMAPの育ての親の女性チーフマネジャー、Iさん(58)が独立を計画。4人も独立に動いたことでグループが分裂し、木村だけが残留を決めた。
独立に支持を得られなかったIさんは芸能界から身を引くことを決めた一方で、4人は残留の道を模索。しかし、一度退社を決めた4人にメリー氏が激怒し、拒絶する状況が続いていた。
その風向きを変えたのは、ファンの声や木村の働きだった。ファンが「世界に−」の購買運動を起こすなど、世論はSMAP存続に大きく傾いた。木村が、ジャニー氏とメリー氏に直接電話をかけて関係修復に努めていたことも分裂回避の決め手となった。
騒動を乗り越え、みんなのもとに“Only one”なSMAPが戻ってきた。
★グループ存続に反応さまざま…
若者であふれる東京・渋谷。帰宅途中という会社員、伊藤恵子さん(24)は「SMAPはみんなを勇気づけてくれた。これからも(私たちを)元気にし続けてほしい」と笑顔で話した。
長年SMAPを応援してきた人からは「表情が暗かった」との指摘も。東京・新橋の中華料理店で番組を見た千葉市の主婦、鈴木佳子さん(47)は「本心と違うことを言わされているのではないか。嫌々活動を続けるのなら良くない」とおもんぱかった。
◇SMAP
1988年にジャニーズ事務所のメンバー6人で結成した国民的アイドルグループ。91年にCDデビューし、バラエティー番組に進出して人気を得た。96年に森且行(41)が脱退し、オートレーサーに転身。フジテレビ系「SMAP×SMAP」は同年から続く人気番組で、「夜空ノムコウ」「世界に一つだけの花」「らいおんハート」など数多くのヒット曲がある。メンバーそれぞれが映画やドラマ、舞台などでも活躍している。
つづく