1 陽花

スマスマ生謝罪で高視聴率&各界から喜び

■SMAP存続表明の場に次期社長いた 女性マネ不在で試練の再出発

 SMAPの存続発表から一夜明けた19日、メンバーはテレビ番組の収録などに臨んだ。ただ、今月で退社する意向の女性マネジャー(58)が所在不明で、現場などで混乱が続いている。一方、次期社長の藤島ジュリー景子副社長(49)が存続発表の場にいたことが判明した。

 日本中が注目した18日のテレビ生出演。メンバー5人の顔をやっと見ることができ、安心したという声の一方で「存続、解散どっち?」「納得いかない」「消化不良」などと、曖昧な声明に困惑する声が相次いだ。

 騒動の影響はあまりに大きく、眠れぬ夜を過ごしたかもしれないメンバーたちは、レギュラー番組などの現場へ。SMAPのマネジメントを全て引き受けてきた女性マネジャーは不在で「引き継ぎ不足で、現場の仕切りやスケジュール調整などで混乱が続いている」(関係者)という。分裂回避と存続を表明したものの、苦楽を共にしてきた女性マネジャーが仕事を放り投げていなくなってしまった中、グループの未来が全く見えない状況に陥っている。

 だが“マネジャー不在”は、SMAP激動の25年の原点だ。結成から3年後の91年にCDデビューした時「まともなマネジャーも付いていないような中、メンバー同士でスケジュールを確認し合って仕事に行っていた」(関係者)という。

 SMAPの再起は、ジュリー氏体制を見据えるジャニーズ事務所にとっても避けて通れない道。存続表明を受け、ネット上では「パワハラ体質」と指摘されるなど事務所に厳しい目も注がれている。宙に浮いた史上最強のアイドルグループをどうかじ取りしていくのか。事務所残留後の“再分裂”は、活動停止という事態を招きかねない。日本だけでなく世界が、その行方を注視している。

◆残るわだかまり…キムタク&中居「関係がここまで悪化したのは初めて」

デビュー以来「最大の危機」を何とか切り抜けた5人だが「メンバー間のわだかまりは完全に解消されていない。特にで木村拓哉(43)と中居正広(43)がここまで悪化したのは初めて」(関係者)。分裂回避と存続を表明したものの、グループの未来が全く見えない状況に陥っている。

 決して“仲良し”とは言えない5人は「アイドル氷河期」といわれた時代から地道な努力とメンバーの結束で、芸能界の頂点へはい上がった。芸能界を揺るがしたスキャンダルも何度もあり、01年に不祥事を起こした稲垣吾郎(42)不在のコンサートでは、中居が本人に代わって謝罪。稲垣の顔写真入りのTシャツを着て観客の胸を熱くした。解散危機も「4、5回あった」といわれる。

 幾度の苦難をくぐり抜けてきた中、支柱となってきたのが、香取慎吾(38)が「僕らが3兄弟で、中居くんがお母さん、木村くんがお父さん」と表現した2人。

 「空中分解」の危機にあった今月6日。口もきかなくなっていた中、最後の望みを託し、中居は木村の楽屋を訪れた。この“ツートップ会談”がその後の流れを変える端緒となった。

つづく