1 陽花

スマスマ生謝罪で高視聴率&各界から喜びC

◆中森明夫氏が語るSMAP 「コント要員」から戦後最大のグループに

 芸能史上こんなに騒がれたことはなく、逆に彼らの偉大さが証明された。戦後最大のグループだと思う。

 きのう(18日)の会見は見ていて、率直に痛々しかった。事務所内のゴタゴタなので、本来なら内々で収まっていた話。インターネットにあふれた世論を止めることができず、自らの看板番組を生放送に切り替えてコメントすることになった。時代が変わったことを感じた。

 アイドル冬の時代に、フジのバラエティー番組「夢がMORIMORI」で彼らを初めて見た時、ジャニーズとは知らなかった。コント要員のアシスタントがジャニーズだと知った時はショックだった。厳しい時代を経て、SMAPが地位を築いたからこそいまのジャニーズ人気があると思う。

 女性マネジャーが去り仕事を管理する人がいなくなったことで、困難な状態には変わりない。ファンに見放されればおしまいだが、今回の騒動では存続を願うファンによって「世界に一つだけの花」購買運動が広がった。最後は、ファンがSMAPの困難を一緒に支えていけるかどうかにかかっている。(アイドル評論家)

◆SMAP“最長レギュラー”ラジオ継続へ 文化放送社長「通常通り」

 文化放送の定例社長会見が19日、東京・浜松町の同局で行われた。SMAPの稲垣吾郎(42)がパーソナリティーを務める「稲垣吾郎のSTOP THE SMAP」(木曜後7・30)について、担当者は「番組改編後の4月以降も継続したい意向」とした。

 同番組は91年10月にスタート。当初はメンバーが交代でパーソナリティーを務めたが、12年4月から稲垣1人になった。三木昭博社長は「SMAPのデビューの頃から放送していて、いちばん長く続いているレギュラー番組ではないか。少なくとも現時点で、通常通り放送していきたいと考えている」と話した。

◆SMAP謝罪視聴率 瞬間最高は5人が頭を下げた場面37・2%

 分裂の危機にあったSMAPが18日のフジテレビ「SMAP×SMAP」でメンバー5人そろって謝罪。国民的スターグループの生放送での発言は、日本中の注目を集めた。番組の平均視聴率は31・2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で視聴者の関心の高さを裏付けた。各界からもさまざまな反応が相次いだ。

 番組平均視聴率は、関東地区が31・2%、関西地区が29・7%。関東地区の瞬間最高視聴率は、午後10時22分の37・2%で、木村拓哉(43)が「これから自分たちは何があっても前を見て、ただ前を見て進みたい」と話し、5人が頭を下げた場面だった。

 ビデオリサーチによると、2015年に関東地区で平均視聴率が30%を超えた番組は「NHK紅白歌合戦」の前半34・8%、後半39・2%だけ。15年度のランキングでは3位に当たる高い数字となった。また、フジテレビの昨年の最高視聴率は「全日本フィギュアスケート選手権2015 女子フリー」の20・5%で、こちらを10・7ポイントも上回った。

 「SMAP×SMAP」の番組歴代最高視聴率は2002年1月14日に放送された34・2%(関東地区)。01年8月から不祥事で謹慎していた稲垣吾郎が生放送で芸能活動を再開した時だった。今回の視聴率は番組歴代4位。

 また、「SMAP×SMAP」の直前、午後10時9分から放送された松岡修造出演の「くいしん坊!万才」が17・9%(関東地区)を記録。前週の4・0%から4倍以上の伸び。SMAP生出演を待つ視聴者が多かったとみられる。

つづく