1 陽花

スマスマ生謝罪で高視聴率&各界から喜びD

◆タッキー、SMAP存続「ファンの絆感じた」V6三宅は偉大さ実感

 タッキー&翼の滝沢秀明(33)が19日、都内で行われた主演舞台「滝沢歌舞伎2016」(4月10日〜5月15日、新橋演舞場)の製作発表にV6の三宅健(36)とともに出席した。

 SMAPのグループ存続表明について聞かれると、滝沢は「SMAPさんとファンの皆さんの絆を感じました」とコメント。三宅も「(SMAP×SMAPの中で)ファンの方の手紙がたくさん紹介されて、あらためてSMAPの偉大さを実感しました」と語った。

 渦中の女性マネジャーが担当していたSMAPは、これまでジャニーズの後輩と距離があった。滝沢と三宅がSMAPの騒動に触れたのは、ジャニーズの一本化が進んでいることを印象付けた。

◆政界もSMAP存続歓迎 安倍首相「良かった」遠藤五輪相もエール

SMAP存続には政界からも歓迎の声が上がり安倍晋三首相は「多くのファンの方々の願いに応えて、グループが存続することは良かった」と述べた。参院予算委員会で「政治の世界もそうだが、同じグループが長年続く上においては、さまざまな課題もあるのだろう」と気遣った。

 菅義偉官房長官は記者会見で「国民に夢と希望を与え続け、さらに活躍してほしい」と語った。馳浩文部科学相は、18日の放送を妻でタレント高見恭子と見たといい「芸能界のしきたりはよく分かっている。5人一緒で良かったというのが家庭内の感想だ」と話した。

 遠藤利明五輪相は会見で、SMAPが20年パラリンピックに関するPR活動に協力していることを踏まえ「これからも応援してもらえれば、パラリンピックは一層盛り上がる」とエールを送った。

 中谷元・防衛相、加藤勝信1億総活躍担当相、石破茂地方創生担当相も今後の活躍に期待感を示した。

◆SMAP生謝罪「スマスマ」平均31・2%、瞬間最高37・2%の高視聴率

 分裂の危機にあったSMAPが5人そろって生出演し、グループ存続を表明した18日のフジテレビ「SMAP×SMAP」(月曜後10・00)の平均視聴率は31・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが19日、分かった。瞬間最高視聴率は午後10時22分の37・2%。メンバーのあいさつが終了した後、木村拓哉(43)が「これから自分たちは何があっても前を見て、ただ前を見て進みたい」と締めくくり、5人が頭を下げた場面だった。

 関西地区は平均29・7%、瞬間最高33・8%(午後10時22分)だった。

 13日に騒動が発覚してから6日。国民的スーパースターの肉声に列島の注目が集まり、あらためてSMAPの存在の大きさを示した。18日にスタートした月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(月曜後9・00)が初回15分拡大のため、午後10時15分からオンエアされた。スーツ姿の5人は午後10時19分に登場。約3分、1人1人が心境を明かし、騒動への謝罪やファンへの感謝を口にした。

 フジテレビは18日午後、同日夜の「SMAP×SMAP」が一部生放送になり、メンバー5人が視聴者にメッセージを送ることを発表。ジャニーズ事務所はファクスで「先週より報道されております騒動につきまして、社内協議を重ねました結果、今まで支えてくださっているファンの皆さまをはじめとする、より多くの皆さまに5人のメンバーの口から直接、現在の心境を語らせていただくことが、せめてもの誠意を尽くせることと考え」と生放送に踏み切った理由を説明。メンバー5人が揃う唯一の全国放送レギュラー番組を報告の場に選んだ。

 番組の歴代最高視聴率は2002年1月14日に放送された「SMAP×SMAP ’02緊急生放送! 今夜5人そろってスマップが出演します。」で記録した平均34・2%。01年8月末から謹慎していた稲垣吾郎(42)が生放送で芸能活動を再開した時だった。

つづく