1 陽花

騒動後スマスマ初収録でSMAP笑顔@

■SMAP笑顔戻った!スマスマ収録 草なぎギター“不協和音”に爆笑

 グループ存続を表明したSMAPが21日、都内のスタジオでフジテレビ「SMAP×SMAP」の収録を行った。5人が顔を合わせるのは、18日の同番組の緊急生放送で謝罪して以来。歌とトークなどを収録し、謝罪時に涙をこらえていた香取慎吾(38)にも笑顔が戻った。香取はジャニーズ事務所を退社する女性マネジャー(58)の“秘蔵っ子中の秘蔵っ子”と言われ、別れに最も心を痛めていた。5人での仕事を重ねていけば、SMAP全員の心は必ず一つになる。

 21日午後2時前に始まった収録は、約5時間後に終了。スタジオを出る時にはメンバーそれぞれがスタッフに対して「お疲れさまでした」。そこには普段と変わりないSMAPがいた。番組は再出発にふさわしく、新企画の収録でスタートした。メンバー1人が選んだ曲を5人全員で歌うコーナーで、1回目はサザンオールスターズの名曲「涙のキッス」。解散せずに38年間活動を続けているサザンの曲で声をそろえた。

 選曲したのは、SMAP再生のキーマンとして期待される草なぎ剛(41)。最近も草なぎが楽屋で弾く“下手っぴ”ギターが、5人全員で笑う機会をつくり出していたことはスポニチ本紙が21日付で報じた通り。この日も潤滑油の役目を果たした。

 リハーサルで意気揚々と演奏を始めたが、♪ポロロ〜ンと弾いた音が変。チューニングがズレていたのだ。スタジオは笑いに包まれ、番組関係者も「空気を和ませるのは、やはり草なぎさんのギターでしたね」と笑った。

 香取も思わず笑った。18日の謝罪では、うつむいて涙をこらえ、言葉に詰まるような場面があった。無理もない。独立工作を主導した女性マネジャーが、最も可愛がったのが香取。11歳でSMAPメンバーとなった香取にとって、芸能界での母親代わりだった。

 吹っ切るにはまだ時間はかかるが、少しだけ笑えるようになった香取のように、全員が心から笑える日も、そう遠くないはずだ。

 これまでほかのグループと距離を置くスタイルで、事務所の中では孤高の存在だったSMAPのメンバー。組織が一本化されたことで距離も縮まり、後輩から電話やメールで連絡が数多く来ている。今後はNHK紅白歌合戦など本当に特別な舞台でしか実現してこなかったTOKIOや嵐などと共演することになる。

◆SMAP女性マネ号泣「身も心もボロボロ」 “秘蔵っ子”香取も傷つく

 18日の同番組の緊急生放送で謝罪した時には涙をこらえていた香取慎吾(38)にも笑顔が戻った。香取はジャニーズ事務所を退社する女性マネジャー(58)の“秘蔵っ子中の秘蔵っ子”と言われ、別れに最も心を痛めていた。

 独立を画策した女性マネジャーが最初に口説いたのが香取だった。それだけに女性マネジャーとの別れに、最も大きなショックを受けていた。その後、計画は頓挫。女性マネジャーに追随した香取ら4人は一時、中ぶらりんの立場に追い込まれた。女性マネジャーは自身が身を引くことで、騒動の収束を図ろうとした。

 女性マネジャーと5人が最後にそろったのは、今月6日「SMAP×SMAP」の収録時。女性マネジャーは、「私はもう身も心もボロボロ」と号泣した。25年近く過ごしてきたメンバー5人との別れ。香取は育ての母の痛々しい姿に傷ついた。

 香取は2年前、「SMAPは僕にとって天職だと思う。その気持ちは年を重ねるに連れて強くなっている」と語っている。天職を全うする。この日の収録に気持ちを一新して臨んだ。吹っ切るにはまだ時間はかかるが、少しだけ笑えるようになった香取のように、全員が心から笑える日も、そう遠くないはずだ。

◆SMAP 25周年ツアー実現なら200億円超“特需”も

 SMAPは今年、デビュー25周年。記念のツアーやイベントが実現すれば、史上空前規模の特需が見込めそうだ。

 関係者によると、全国5大ドームを回り、約100万人を動員した一昨年の全国ツアーでは100億円近くのチケット売り上げを記録。会場でのグッズ収入も総額100億円近くに上ったという。

 今回の騒動でファンの間にSMAPのライブをもう見ることができないかもしれないという不安が広がっていた中で、メモリアルイヤーを飾るツアーやイベントを行えば、ファンが殺到するのは必至。一昨年の200億円を超える規模の売り上げが期待できそうだ。

つづく