SMAPがFC会報で解散しないと明言�A

■ＳＭＡＰ「解散しない」ＦＣ会報で明言

　１月の解散騒動を乗り越えたＳＭＡＰの木村拓哉（４３）が、７日にファンクラブ会員宛に届けられた会報内で「解散はしない」とメンバーで初めて明言した。４人も前向きな言葉を続けた。１月１８日のフジテレビ系「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ」緊急生謝罪では、５人から解散を否定する言葉がなく、９月解散説などがうわさされた。５月のジャニー喜多川社長（８４）の否定に続き、今回のメンバーによる明言は騒動終結を印象づけた。今後は２５周年記念コンサートなど、節目のイベントへ向けた動きが加速することになりそうだ。

　木村がはっきりと解散を否定した。今後について、直接的な言葉がなかった“生謝罪”から約４カ月半。「今、伝えたいこと。」と題し、ファンクラブ会報に思いを明かした。

　「本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」と改めておわびした木村は、生謝罪の経緯を「元の状態に戻るために、５人５様の覚悟を決め、前に進んでいくため」と説明。平均視聴率３１・２％（ビデオリサーチ調べ。関東地区）を記録した会見直後は、真意を測りかねた周囲から、かなりの反響があった。「海（サーフィン）仲間も心配そうに『あれって解散する…ってことっスか？』なんて天然な質問してきて、『だから、しないって言っただろ！』って、こっちは苦笑いで答えたり」と振り返った。

　契約更新となる９月解散説がささやかれる中、木村は会見が解散を否定したものであることを友人にはっきりと伝えていた。

　“常にフラット”を意識して仕事をしている中居正広（４３）は「スマスマで発したこの言葉が、ボクの気持ちのすべて」と言い、「今回の件でＳＭＡＰがどれだけ皆さんに支えられていただいているのかということを、改めて強く感じました」と生謝罪時の言葉を添えた。

　騒動渦中には大ヒット曲「世界に一つだけの花」の購買運動も起こった。稲垣吾郎（４２）は「ＳＭＡＰというグループの大きさに改めて驚いた」。過去の泥酔騒動を思い返した草なぎ剛（４１）は「ホントにありがたい。日本中のみなさんから目をかけてもらっているグループ」との思いを強くした。

　香取慎吾（３９）も「ＳＭＡＰというグループの大きさを、今回改めて感じました」と国民的グループの重みを実感した。

　９１年にデビューしたＳＭＡＰは、９月９日に２５周年を迎える。５人は並んだ写真とともに「ありがとう。応援してくれて。待っていてくれて。これからもどうかよろしく」と呼びかけ、木村は「ＳＭＡＰとして前に進んでいきたい」とグループ名での活躍を約束した。ジャニー氏が記念ライブ開催を後押ししており、今後は節目を祝う活動が期待される。

（16/6/8(水)デイリースポーツ）