1 陽花

【スポニチ】紅白会見で後輩がSMAPリスペクト@

■イノッチ SMAP魂受け継ぐ「個人個人との付き合いは続く」

 大みそかの「第67回NHK紅白歌合戦」(後7・15)のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われた。31日で解散するSMAPについて、ジャニーズ事務所の後輩、V6の井ノ原快彦(40)は「ずっと背中を追いかけてきた。精神を受け継いでいく」と思いを吐露。ほかにも、KinKi Kidsら後輩グループから惜別と感謝の声が上がった。

 リハーサル後の取材で井ノ原は「今日は何日ですか?29日?もうすぐですね」と寂しそうな表情を見せた。V6の4年前にデビューした先輩に対し「結成当時から背中を追いかけてきたので、あの方々が決めたことを真っ正面から受け止めたい。“ありがとう”のひと言。僕らはSMAPがいなかったらここまで来ていない。道をつくってくださった」と感謝の言葉を並べた。

 SMAPのメンバーとは年齢が近く、気心知れた関係。中でも同じ学年の香取慎吾(39)とは子供のころから仲が良く、実家に招いて遊んだこともある。それだけに5人が下した決断に理解を示し「また何かあったら、いつでも僕らはついていくし、これからも個人個人との付き合いは続けていく」と話した。

 自身が昨年の紅白で初の司会を務め上げることができたのも「SMAPのおかげ」と強調。本番中、司会を得意とする中居正広(44)からステージ裏で「ここまで最高だぜ。こんなできるとは思わなかった」と、褒められたことを振り返った。

 26日のフジテレビ「SMAP×SMAP」最終回のラストでSMAPが被災地支援の募金を呼びかける映像が流れたことにも触れ「自分たちのことだけでも大変なのに、最後の最後までみんなのことを心配していた」と回想。「その精神を受け継いでいきたい」と“SMAP魂”の継承を誓った。

◆嵐・大野智 SMAPと仕事をした時間は「僕たちの宝物」

 SMAPが5回務めた大トリに初挑戦する嵐のリーダー大野智(36)は「お仕事をさせていただいたたくさんの貴重な時間は僕たちの宝物。学んだものを受け継いでやっていければ」と表情を引き締めた。

 初の大役を務める一方で先輩が解散。大野は「偉大すぎて、寂しい気持ちがあります」と話した。櫻井翔(34)は、中居が白組司会を務めた09年の初出場時を振り返り「中居くんが舞台袖でずっと見ててくださった。司会の方は曲の間、奥の方に行かれるのに…。それが凄く心強く、支えていただいてたんだなという思いがある」としみじみ。「学んだことは多い?」と聞かれると「山ほどありますよ」と言葉を詰まらせた。「誰も経験してこなかったことを切り開いてきた。その背中から学ぶことはいっぱいある」と敬意を表した。

◆KinKi光一 紅白SMAPと一緒なら「素敵なことだった」

 長年SMAPのバックダンサーを務めたKinKi Kids。堂本光一(37)は「せっかく初めて紅白に出させてもらえるから、ご一緒させてもらえたら素敵なことだったという思いはある」と無念を口にした。

 かつてSMAPのコンサートで自分たちがミニコーナーを担当させてもらうようになった頃を振り返り「SMAPさんが光GENJIさんのコンサートで同じようなコーナーをしたときお客さんがトイレに立たれたそうで、僕らが同じ思いをしないように“僕らと同じように応援してあげて”と呼びかけてくださった。その言葉は忘れない」と話した。

 堂本剛(37)は「先輩というかお兄ちゃん。脳みそは一人一人違うから思うことはそれぞれ。僕ら弟はお兄ちゃんの決めたことをスッと聞く強さや優しさが必要」と独特の表現で語った。

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