11 イレイザー健◆X0GH
切り立った崖の側にぽつりと一つ寂しくある墓。墓石には回復厨マリアここに眠る、と記されている。 カウボーイ風の男はカウボーイハットを手に取り優しく墓標の上に置いた。 「これで・・これで良かったんだよな、マリア・・」 それに呼応するかのようにカウボーイ風の男が首から下げているペンダントが風に吹かれて「チャリッ」と優しく音を立てた。
12 イレイザー健◆X0GH
「これで話はおしまいさ、悪かったなこんなしけた話しちまって、酒の席が台無しだ」 「いや、すごい話だったよレッズ!そのカウボーイ今どこにいるのかな、神龍会に入ってくれれば心強いのにね!」 「ん?あ、ああそうだな・・」 レッズは困惑したような笑顔を浮かべた。しかし神龍会メンバーは全員気付いていた、レッズの腰で鈍く光りを放つその44リボルバーマグナムに・・・終 みんな神龍会に入ろう。