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調べてみると、案外に身近に三国志の時代の言葉はあるのかも知れませんね。今回も普段良く使う言葉です。
まぁ今回は原典に当たらず、孫引きで恐縮ですが……

「爛柯(らんか)」
囲碁の別名。日本棋院発行の雑誌が以前「爛柯」であった。
晋人王質が山に入って神仙の打つ碁を見ているうちに時間が経ち、斧の柯が爛れた事から。
出典:志林

虞喜の志林は、裴松之注で引かれる書物ですよね?僕の記憶では、諸葛恪伝に費イの囲碁好きが引かれていたのが志林だったと記憶しています。

この「爛柯」の故事、「信安山有石室」から始まるそうで、「信安」という地名は太康元年(280年)からのものだそうです(それ以前は「新安」だとか)。で、虞喜は呉の永安年間(258-264年)に生まれ、永和年間(345-356年)に没している様ですから、これが書かれたのは、ギリギリ三国志の時代の可能性がありますね。
(F2102V/FOMA)