7 大伴
何だか他の人と違って、張飛は人物としての評価が上がれば上がるほど、魅力的な人物では無くなっていく様な……強いだけでは無く、弱点の多いところが、通俗演義における彼の魅力であり、彼を窘める事によって、劉備と関羽の素晴らしさが引き立つ……という構造ですからね。

さてお尋ねの相撲大会ですが、第何回かはわかりませんが、通俗演義のエピソードです。
二一七年、漢中から張コウが宕梁に攻めて来た際、これを散々に打ち破ったのが張飛です。五十日余りも対神していたといいます。張コウは数十人と共に馬を捨て、山部の間道を伝ってやっと逃げた様ですね。
通俗演義では、この時陣に篭る張コウに業を煮やした張飛が、陣前で相撲大会を開いたとしています。これに挑発され、油断した張コウを、張飛が叩いた、と面白く脚色されています。

後は、詳しい人が捕捉して下さい(最近こればっか……)。
(F2102V/FOMA)