1 陽花

森がYouTubeで治療の経過や近況について語る

■森且行、5度の手術、臓器損傷で全摘 右足のまひ残り復帰は未定…大けがの壮絶な治療と回復状況を報告

 レース中の落車事故で重傷を負った人気グループ元SMAPのメンバーでオートレーサーの森且行選手(48)=川口=が11日までにYouTubeで治療の経過や、近況について語った。

 森は4日にライブ配信されたボートレースとこなめのスペシャルトークライブにゲスト出演。体調について聞かれ「普段の生活は大丈夫になりました」「1月の終わりに5度目のオペして背中のボルトが抜けたんですよ、やっと」と話し、「250g入ってました」と実際に入っていたボルトも披露。「やっと取れて背骨が曲がるようになったし猫背にもなれるようになった。靴もやっと自分で履けるようになった感じ。やっと」と明かした。

 メンタル面については「全然ネガティブにはなんないですね」としつつ、けがをした直後の「2週間ぐらいテレビもないし電話も持てないし、窓もない病室で…ICUって言うのかな。そこに居た時はつらかった」「意識はあった、痛みとの戦いで」と辛かったことを吐露。1週間に3度手術をしたことも明かし、「痛くて痛くて泣いてました、毎日。その1か月後に胆のう。胆のうが事故の衝撃でやられちゃって。いきなりお腹痛くなって。CTを先生たちが見比べると事故の2日後には黒くなり始めてて。全摘して…それが4度目か」と臓器への損傷もあったことを明かした。

 それでもバイクに「絶対乗りたい」「恐怖とかは全然ない感じ。レースで危ないと思ったことはたくさんあるけど、怖いと思ったことが一度もなくて。ただ乗りたい」と復帰への意欲を語った。最近は「まだ乗れる状態じゃないんだよね。普段の生活は全然平気なんだけど、右足のまひが…神経がつながってなくて。右足でオートレースって踏ん張らないといけないからそれができるかできないか。4、5月ぐらいに一度練習参加してみてそこでどこが足りないか見極めて、そこを鍛えつつ、いつ復帰しようか…。乗ってみないとわからないかな。当初は7月予定してたんだけど、ちょっと伸びそうな気配もあるかな。でも2年は絶対かからない。今年中か、(来年)1月目指すか」と復帰についてはまだはっきりしていないと話した。

 森は昨年1月24日に行われた福岡・飯塚オート第11レースで、バランスを崩した他の選手をよけ切れず接触して落車。福岡県内の病院に搬送後、東京都内の病院に転院し、骨盤骨折、腰椎骨折と診断された。計3回の手術を受け、無事終了した。オートレースを統括するJKAは昨年2月9日、復帰まで1年程度かかると発表していた。


(22/3/11(金)スポーツ報知)