1 陽花

木村、『未来への10カウント』で橋海人と初共演A

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◆伊庭海斗(17)役紹介/高橋海人
ボクシング部の部長。唯一の3年生部員。今ではすっかり弱体化したボクシング部が潰れないよう、必死に守ってきたため、桐沢祥吾がコーチとして来てくれたことを心から喜ぶ。とにかく真面目で、まっすぐな性格。

残念ながら肝心のボクシング・センスはあまりないものの、ボクシングに打ち込みたいという熱意は猛烈に強い。実は、東大合格を狙えるほどの優等生でもある。

◆高橋海人コメント
ずっと憧れていたスポーツドラマに出演できて、うれしいです。実は以前からボクシングを見るのが大好きだったんですけど、自分でやるのは怖くて、手が出せなかったんです。でも今回、練習を始めたら、めちゃくちゃ面白くて!「もっと上手くなりたい」って、今までの自分にはなかった“根性”や“向上心”が芽生え、すっかりハマってしまって…。ドラマが終わってからも続けたいと思っています!

この素敵な経験も相まって、今回演じる伊庭くんにはすごく感情移入しています。「彼はどれだけ我慢と努力を重ねて頑張ってきたんだろう?」と考えただけで、涙が出ちゃうほど…。そんな伊庭くんは普段は頼りないけど、やると決めたことに対しては一生懸命。King & Princeのリーダー・岸優太くんのように、いざという時に行動や佇まいで周囲を引っ張っていく存在なので、演じていても清々しいです。

そして、今回は木村拓哉さんとも初共演させていただきます。幼い頃に一度SMAPさんのライブにバックダンサーとして参加させていただいたんですけど、ジャニーズ事務所に入ってからはお会いできる機会がなかったので、「まさか自分が…!?」と。もう宝くじに当たったような感覚です。撮影が始まった今は“一生の財産”レベルの毎日を過ごさせていただいています!

木村さんとは今回、ボクシングの練習で初めて対面し、一緒にスパーリングをさせていただき、貴重な経験になりました。しかもそのとき、木村さんに足のサイズを聞かれて答えたら、「たぶんピッタリだと思うから、これあげる」って、靴をプレゼントしてくださったんですよ!履くか飾るか迷った末(笑)、今は大切に履かせていただいています。

現場では木村さんの圧巻の佇まいやお芝居を見るたび、「どうしたら、こうなれる!?」と挫けそうにもなりますけど(笑)、この機会にいろいろなことを吸収していきたい!監督さんと一緒にモニターもたくさんチェックして、木村さんをはじめ皆さんのお芝居を見て勉強しながら、伊庭くんを心ゆくまで楽しんで演じ切りたいです。これからもいろいろな作品に呼んでいただけるよう、しっかりと爪痕を残します!

◆「未来への10カウント」第1話あらすじ
高校時代にボクシングで4冠を達成するという輝かしい功績を打ち立てながらも、その後は度重なる不運に見舞われ、今では完全に生きる希望を失ってしまった桐沢祥吾(木村拓哉)。彼はピザの配達アルバイトで食いつなぐ一方、「いつ死んでもいい」と口にする日々を送っていた――。

そんな彼をなんとか元気づけようとしていたのが、高校時代に桐沢と共にボクシング部で汗を流した親友・甲斐誠一郎(安田顕)だった。だが、あの頃とはまるで人が変わり、頑として明るい未来を想像しようともしない桐沢…。彼の今後を本気で心配した甲斐は、母校・松葉台高校ボクシング部の元監督・芦屋賢三(柄本明)に相談し、桐沢を芦屋の後任に抜擢しようとする。もちろん、桐沢本人は至って後ろ向き。だが、恩師である芦屋から土下座までされた桐沢は、むげに断ることができず、監督ではなく“臨時コーチ”として母校に舞い戻るのだが…。

松葉台高校は今や、昔と違って東大合格者も出す進学校。芦屋が監督を退いてからというもの、ボクシング部もみるみる弱体化していた。しかも、校長の大場麻琴(内田有紀)は部活承認に必要な部員数を満たしていないことを大義名分に、近々ボクシング部を潰そうと画策。そんな中、突然顧問に任命された折原葵(満島ひかり)も、ボクシングに対する思い入れや知識がまるでなく…。

熱意がまったく感じられない新コーチと新顧問を目の前に、さまざまな思いに駆られるボクシング部の面々。その矢先、桐沢がかつて4冠を達成した人物だと知った部長・伊庭海斗(高橋海人)は何を考えたか、いきなり公開スパーリングを申し込み…?


(22/3/20(日)モデルプレス)