1 陽花

吾郎&剛&慎吾『ワルイコあつまれ』がレギュラー放送に

■「またテレビで遊べる」――稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾が語った地上波レギュラーへの喜び

 俳優の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾によるNHK Eテレの教育バラエティー『ワルイコあつまれ』が4月9日(毎週土曜 前10:15〜10:45)から“レギュラー番組”としてスタートする。地上波放送でのレギュラー番組を務めるにあたり、どのような思いを抱いたのか、3人が胸の内を語ってくれた。

 第1弾は、事前の宣伝・予告が一切ないという異例の“戦略”で、昨年9月13日午前8時25分から突然スタートして世間を騒然とさせた同番組。稲垣・草なぎ・香取の3人が、視聴者と一緒に楽しく社会を学ぶ内容も、大きな反響を集めた。そして、第2弾は今年1月1日に2本立てで放送された。

 反響も相まってレギュラー化が決まり、草なぎは「みなさんの応援のおかげでレギュラー化が決定したのですごくうれしく思います。今まで僕らがやってきたことも踏まえて、新しいこともできたら。視聴者のみなさんと一緒に番組を作っていきたいです」とファンの後押しに感謝する。

 香取は「レギュラー前の放送を見てくださった視聴者のみなさんからの反響の大きさもあり、視聴者のみなさんに感謝を伝えたいです」といい「またテレビで遊べる場所がNHKにあると思いませんでした。すごくうれしいですし、いままで以上にハチャメチャに視聴者のみなさんと一緒に遊びたいと思います」と笑顔。

 稲垣も「2人と同じ思い」とし「久しぶりにコントやバラエティーの要素をふんだんにやることができるので、バラエティーで大暴れすることができますね。ファンのみなさんが求めているものも、今までとは違う新しいこともやりたい。レギュラー化をうれしく思っていますし、これからが楽しみです」と、さまざまな新しい試みに挑みたいと話す。

 番組内では香取による“慎吾ママ”のコーナーも設けられており、過去には、大河ドラマ『青天を衝け』で徳川慶喜を演じた草なぎが登場したことも話題となった。

 今後、どのようなふん装をしたいか聞かれると、草なぎは「専門知識がある方も出演されるので、その方が携わっている動物になれたら楽しそうですね。僕は寅年なので、今年はトラを推していきたいと思っています」とトラ姿の草なぎの姿が見られるかもしれない。

 コーナーを担当する香取は「収録をひとりで2人分やるので大変だと思いますけど(笑)」としつつ「近藤勇として登場したいですね」と、懐かしき近藤局長の姿をお目見えできる可能性もあるという。

 稲垣も「学び直すことを楽しむということから歴史上の人物など、いろいろやってみたいですね。慎吾ママの部屋はまだ行けてないので、演じたことのある人物にふん装して行きたいです」と慎吾ママとの共演を楽しみにしている。

■子どもたちとの共演で感じた「僕らのことを知っている」が使えない新鮮さ

 「子どもも大人も楽しめる新しい教育バラエティー」がコンセプトにある同番組。大人たちファンももちろん、子どもたちを楽しませることも3人は大切にする。

 草なぎは「子どもの純粋な気持ちを感じたり、合唱歌声を聞いたりすると涙が出そうになる」と心揺さぶられるときがあると明かし「大人も子どもも関係なく、自由に意見を交わしあえる番組にしたいですね。子どもたちから学ぶこともたくさんありますし、ラインを引かずに一緒に楽しみたいです」と言う。

 香取は「大人の僕も、知らなかったことを知れる番組。子どもたちだけ、大人だけではなく両方が一定の温度で楽しめる番組になったらと思います」とどの世代でも楽しめる番組作りを目指す。

 稲垣は「(子どもたちとの共演で)大人にはない発送だなと思うこともありますし、僕らに対しても固定概念がないといいますか、もう知らないんじゃないですかね(笑)。ご両親がファンで知っている子もいますが『僕らのことを知っている』というのが使えないのも新鮮ですね」と、子どもたちが3人のことを“知らなかった”という反応も楽しみのひとつになっている。

 続けて「僕らもテレビで受けたものがいまにつながっていることが多い。家族で団らんとしてテレビを見ていたので、いまの子どもたちになにか影響を与えられるような番組にもしていきたいですね」と家族で楽しむ番組にすることも目標のひとつに掲げた。


(22/4/2(土)ORICON NEWS)