1 陽花

『未来への10カウント』制作発表記者会見

■木村拓哉、キンプリ高橋海人の“パンチ”お腹で受け止める「さっき食べたお弁当が…」

 歌手で俳優の木村拓哉とKing & Princeの高橋海人(※高ははしごだか)が12日、オンラインで行われた14日スタートのテレビ朝日系新ドラマ『未来への10カウント』(毎週木曜 後9:00)制作発表記者会見に参加した。木村演じる生きる希望を完全喪失した男・桐沢祥吾と、彼が新コーチとして就任する松葉台高校ボクシング部の部長・伊庭海斗を演じる高橋がこの日、報道陣を前にミット打ち、さらには現場で定番の練習となっている“腹打ち”を披露した。

 今作は生きる希望を完全喪失している男・桐沢祥吾(木村)が、図らずも高校ボクシング部のコーチになったことで熱を取り戻し、再生していくさまを描く青春スポーツ・エンターテインメント作品。青臭くもがむしゃらな熱を秘めた高校生たちと真剣に向き合う中、自らも変化を遂げ、新たな未来に向けて走り出していく桐沢。世代を超えた青春群像劇となる。

 先日、現場で誕生日を迎えたばかりの高橋はお祝いとしてボクシンググローブをプレゼントされたという。「家宝にしようと思います」と実物の赤が映えるグローブを披露すると、「普段グローブを買うとなったら赤ってかっこいいから避けちゃうところなんですけどいただけて。戦隊モノでもレッドって真ん中。まだ僕は当てはまらないかなって」と控えめな姿勢。木村は「King & Princeだとひまわりイエロー。グローブだけは(赤)…」と、グローブをはめた高橋に、カメラマンへのポーズを指示するなど、教え子の勇姿に満足そうな表情を浮かべた。

 その後、高橋はボクシング指導の先生を相手にミット打ちを公開すると、キレのあるパンチを連発。今度は司会からの振りで木村がリングに上がることに…。「俺が受けるんですか?」と渋々ながらもミット打ちの受け手を交代。「ワンツー」「オッケー」などと時々声をかけながらも真剣な視線を交わし、さらに「ミット打ちはこういう感じなんですけど、腹打ちというのがありまして…」と万が一、撮影中にパンチが入ってしまった場合に慣れておくためのメニューを紹介した。

 普段は毎回、練習の最後にしているというこの“腹打ち”も披露してもらうように司会が頼むと向い合う2人。高橋が何度も木村のお腹にパンチを打ち、慌てて司会が止めに入ると、木村は「(これが)腹打ちっていいます」と淡々とコメントする。「僕もフルパワーでいかせてもらったんですけど、痛がってもらえなくて。そうなると半年ボクシングを学んでいた僕は傷つく…」と悔しがる高橋に、木村は「大丈夫だと思うんですけどさっき食べたお弁当がちょっと…」と笑わせた。

 大先輩との練習を公開した高橋は「緊張しましたけど木村さんとやらせていただくといつもめちゃくちゃいい音がする。相性というか、ソウルメイトといいますか…。先輩と後輩のつながりを感じます」と手応えを見せていた。

 このほか会見には満島ひかり、安田顕、山田杏奈が参加した。


(22/4/12(火)ORICON NEWS)