★宝塚記念
シュヴァルグラン
天皇賞(春)ではサトノダイヤモンドを下しての2着となり、現役最強馬の一角であるサトノダイヤモンドを倒したという事で人気しそうな1頭。
ただ、天皇賞は内の絶好枠からスタートを抜群に決めて、福永騎手が完璧に競馬をした上で、外枠を引いてロスがあったサトノダイヤモンドにギリギリ先着した内容。
この馬は折り合いが完璧につくという点で長距離向きと見ていましたが、オリオンSの内容やアルゼンチン共和国杯の内容を見ても2200m〜2500mぐらいでも走れます。
ただ、有馬記念でもポテンシャル勝負ながら最後の直線でスッと加速できずに追い負けしており、天皇賞でも追ってからスッとは反応せずにバテなさで2着を確保した感じでした。
トップレベルに入ると明らかにトップスピードの絶対値に課題が残っており、タフな阪神の道悪濃厚な馬場と言ってもスッと加速できない点はマイナス材料となります。
圏内には入れそうですが、キタサンブラックを負かせるとは思えません。

ミッキークイーン
ディープインパクト産駒の牝馬ながらキレ味を活かすタイプではなく長く良い脚を使えるタイプ。
前走は短いマイルに加えてスローペース戦で参考外の1戦です。
阪神牝馬ステークスは道悪馬場のおかげでマイルでも加速力が問われなかったのが要因で、その時の2、3着馬がヴィクトリアマイルで好走していることを見ても倒した馬のレベルは高いのは間違いありません。
能力的にはここで通用しそうな馬で、距離延長で得意な阪神コースといかにも走りそうな条件。
ただ、今回はキタサンブラックを筆頭に上位馬はかなり強敵で、相対的に位置取りが後ろになりそうなのもマイナス材料となります。

ミッキーロケット
この馬はサンデーサイレンスを持たないキングカメハメハ産駒らしく、渋太く伸びてくるタイプ。
宝塚記念のようなポテンシャル勝負への適性を持ち合わせている1頭と言えます。
上がりのかかる舞台で位置を取れて追い比べになれば相当強い馬で、サトノダイヤモンドやシャケトラと勝ち負けを演じているとなればここでも能力的には見劣りません。
今回はゲート練習を積んでおり、ここ2戦よりは良い位置が取れそうなのもプラス材料です。
1コーナーまでの距離が長いのは日経新春杯と同じで、位置さえ取れれば十分にやれていい1頭と言えます。

レインボーライン
前走の天皇賞(春)は大外枠を引いてスタートがイマイチだった時点でデムーロ騎手が勝負を諦めた内容でした。
直線でもまともに追っておらず、完全に度外視できる内容。
日経賞ではスタートで後手を踏んで押し上げたところで折り合いを欠いてしまい、直線ではインを突くも詰まってしまい4着。
スムーズなら馬券内は堅かった内容だけにシャケトラとは能力差はありません。
もともと能力的には菊花賞で強い内容で2着にきており、本質的には中距離馬となるため、2200mという距離はベストと言えます。
ステイゴールド産駒は宝塚記念で無類の強さを誇っており、この馬もいかにもここで走りそうなイメージがあります。
宝塚記念では前残りの年でもステイゴールド産駒は突っ込んできているため、この馬は軽視禁物の1頭と言えます。
 
★宝塚記念
キタサンブラック
完璧なスタートでスッと先手を奪える上に、逃げても控えても競馬ができる自在型で、サラブレッドの理想形のような馬。
また、単なる先行馬ではなく、ポジションを落としたとしても大阪杯のように末脚が繰り出せる馬で、折り合い面に不安は無く、追ってからの加速のスムーズさも現役屈指。
ほとんどのレースで4コーナーで一気に加速したところでセーフティリードを作って、あとは規格外の体力と勝負根性で絶対に直線で抜かせないという完全型。
立ち回りの上手い馬だけに大阪杯や天皇賞(春)と比べれば、タフ馬場での究極のポテンシャル勝負になりやすい宝塚記念は適性面で若干見劣るイメージがありますが、近走ではポテンシャル勝負になって負けたのは有馬記念のサトノダイヤモンドだけという事を考えても、サトノダイヤモンドに近いレベルの馬が不在のここは崩れる可能性は低い1頭と言えます。

ゴールドアクター
昨秋から徐々にパフォーマンスが低下しており、この馬の全盛期はアルゼンチン共和国杯、有馬記念、日経賞辺り。
日経賞ではポテンシャル勝負を好位追走から明らかに伸び負けていましたが、天皇賞(春)では出遅れから高速馬場で最後に伸びていた事から、恵まれれば好走可能の1頭。
同じグラスワンダー系統のアーネストリーがレコード勝ちした宝塚記念だけに、宝塚記念への適性が高い印象がありますが、今回はキタサンブラックの作る淀みないペースを追いかける流れが濃厚で、アーネストリーのような早め先頭押し切りのようなレースは望めません。
今回はどの馬もキタサンブラックに簡単には逃げ切らせないという乗り方をしてくる意識が強く、馬群はある程度密集するはずです。
この馬のセールスポイントである立ち回りの上手さというのが活きない流れになりそうな今回は、直線の差し比べで分が悪い印象です。

サトノクラウン
時計のかかるレースでしか好走できなくなってきている馬。
前走の大阪杯は最後の直線でいったん伸びかけるもスピードの絶対値で伸び負け。
力負けというよりは適性負けで、天皇賞(秋)で2回とも惨敗しているようにスピードが欠けるタイプで良馬場での追い比べになると脆くなります。
道悪の京都記念を2連覇、香港ヴァーズ勝利、弥生賞勝利などは同馬の道悪適性が存分に活きた結果と言えます。
昨年の宝塚記念では大外枠で位置が取れずと最悪な内容ながら6着まで追い上げる見所ある内容。
今週末は待望の雨予報となり、タフ馬場になればこの馬には絶好のチャンスとなり、鞍上のデムーロ騎手も道悪が大得意ということで、条件的にいかにも走りそうな1頭と言えます。
 
★注目馬
日曜日
阪神9レース

ダイアナヘイロー
前半を34秒台前半で入って、後半も34秒台でまとめてくるというバランスで、ラップの前後半差が大きすぎた3、4走前の負け方は度外視可能です。
「勝って同条件」となる4歳降級組で、この厩舎はこの馬しか乗らない武豊騎手に乗り替わってきた点からも近走は勝負気配濃厚のの馬でしたが、前走で2馬身差の圧勝。
前走は気風良く飛ばして危なげない逃げ切り。1000万でも再三勝ち負けしており、今回の昇級は形だけとなります。
スピード最優先の今の馬場なら連勝十分の1頭で今回も武豊騎手騎乗で勝負気配が高い1頭です。


ラレータ(古500万)
前走はスタートで躓いて中団からの競馬。
外枠で内にも潜り込めないまま3〜4角では6頭分ぐらい外を回らされる厳しい形となり、前が止まらない流れとなりました。
メンバーが揃っていたことを思えば4着は評価できる内容です。
3走前の阪神では馬込みの中でも我慢ができており、2走前のように途中から動ける機動力も持っています。
トビが大きいタイプだに好位から外目をスムーズに回る競馬が理想ですが、包まれても問題なく、ペースが遅ければ途中で動いていけるため、まともスタートを切ることが出来れば勝ち負けの1頭と言えます。


阪神8レース
トリオンフ
この馬は新馬戦を7割の仕上げで勝ち上がり、「3コーナーでペースが上がった時もスムーズについていけましたし、直線でも余力がありました。乗り味がすごくいいですね。まだ気性は幼いですが、そのぶん奥がありそう」と浜中騎手が評価していた馬でしたが、2戦目の札幌2歳Sでは返し馬の時点でエキサイトしており常歩ができていませんでした。
2戦目でかなり興奮しており、初戦とは全く別の精神状態で挑み11着に大敗となりました。
2走前は去勢後の1戦となり、中間は煽られ気味で鋭さがひと息の状態ながらも4着に健闘。
去勢明けでまだ気の悪さは見られましたが良い脚を見せており、道中は折り合うも要所の反応で少し見劣りラスト1ハロンで5着馬と馬体を併せて渋太く伸びて来ました。

この時の調教は松田騎手が乗って
坂路(良)で53.6-38.8-25.0-12,7

前回の中間は体重の重い助手が乗って
坂路(良)で51.9-38.0-24.9-12.3

自己ベストで終いもしっかりとした伸びをみせておりデキが一変しています。
ひと叩きして間隔を詰め、動きはグンと良くなった前回は古馬相手でも斤量差がもあり、去勢の効果もあってのクビ差の2着。
前進気勢のある競馬ができており、今回も勝ち負けに加われる1頭と言えます。

今回は上のクラスでも上位人気、上位に好走している降級馬トレジャートローヴの存在で人気面も割れる1戦となります。
トレジャートローブは1800m戦では折り合い面に不安があり、2000m、1800mでの好走時は小回りコースでのものです。
今回は逃げ馬が登録しておらず、スロー濃厚の阪神1800m戦となり、折り合い面に不安があります。
出足が遅いタイプだけに、枠に関係なく後方からの競馬となるため、好位から前半3F35秒台で走って上がり33秒台の脚を使えるトリオンフが最上位となります。
 

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