まとめ

過去ログ109 2014/10/11 10:19

★月曜日 イナーズネット
京都11レース

フーラブライド
前走のマーメイドSでは仕掛けが早くなってしまい3着。
12.2 - 12.1 - 11.5 - 11.3 - 12.0と、L3から11.5と速い脚を要求されてL1は落ち込む流となり、後方でポジションも悪くなりましたが、勝ち馬を目標に進めながら要所でキレ負けしてしまい、L1でもジリジリとしか伸び切れずに敗れました。勝ち馬とは3キロ、2着馬とは6キロの斤量差もありましたが、3F勝負でL1落ち込んだ流れを考えると、もう少し詰めても良かったように思えます。
前走を見る限りではトップスピードの持続力勝負よりは仕掛けどころですぐにトップスピードに乗っていくギアチェンジで勝負するタイプの印象があります。
動き出しは早いものの、最大トップスピードや、トップスピード持続力はここでは見劣るだけに、押えまでの評価となります。


デスペラード
昨年の阪神大賞典でゴールドシップの2着や、ステイヤーズSを勝ったている事からも、この馬はポテンシャルタイプのステイヤーで間違いありません。
また、この馬はトップスピードに乗せるまでに時間が掛かるタイプですが、その点で京都(の下り坂)との相性自体は良さそうです。
ただ、天皇賞のように前に壁を置いてもスッと動けないという点がこの馬の弱点です。


ヒットザターゲット
昨年の京都大賞典は開幕週のパンパン良馬場でした。
1000m通過は61.4秒で、馬場を考えるとかなり遅いペースでした。
12.4 - 11.7 - 11.4 - 11.1 - 11.6 - 11.3 - 12.0と途中からペースが上がっていますが、これはゴールドシップが主仕掛けたためです。それでもL4最速地点は11.1と早いラップを刻んでいて、L1は12.0と超高速馬場と直線平坦の京都を考えるとかなり落としています。

ゴールドシップが動いてレース全体の流れが一気に早くなり、コーナーでかなり速い脚を連続させる競馬の中で、ゴールドシップとトーセンラーがコーナーで外から勝負に行っているのに対し、ヒットザターゲットは中団内で脚を溜め、直線で上手く外に持ち出すとトーセンラー、ゴールドシップの外から抜け出し、最後は内から突っ込んでくるアンコイルドもねじ伏せての勝利となりました。
この馬の持ち味はトップスピードを長く維持することができる点と、
高速馬場適性です。
今回は台風の影響が最大の焦点で、高速の良馬場で高いパフォーマンスを発揮してきただけに馬場の悪化は割引となります。