まとめ

過去ログ111 2014/10/16 12:05

★日曜日 ブラスト
京都11レース

秋華賞
過去10年のラップを見てみると、基本は59秒ぐらいのペースで、これは単騎逃げ馬が刻む場合や、全体的にペースが上がる場合もあるますが。いずれにしてもペースは上がりやすいレースとなっています。
勝ち時計を見ても、超スローだった12年を除けばほぼ間違いなく58秒台となっています。
13年1:58:6
12年2:00:4
11年1:58.2
10年1:58.4
09年1:58.2
08年1:58.4
07年1:59.1
06年1:58.2
05年1:59.2
04年1:58.4

秋華賞では最低でもこの水準の時計は必要となり、中団からトップスピードを長く維持するタイプが安定しています。
平均ペースになった場合には前半で脚を使わされたトップスピード勝負に強い馬が最後に甘くなってしまい、内を通したポテンシャルタイプが食い込んできやすい傾向があります。
ローズSで鋭く抜け出して勝ったような馬が苦戦しているのが秋華賞の特徴で、その点は意識する必要があります。
基本的にはスローでも平均ペースでも下り坂の影響で反応の良さはそこまで問われません。

とにかく1000m通過58〜59秒のペースに対応できるかどうかがカギとなり、厳しい流れに対応できていて最後まで伸びてくるポテンシャルタイプがインを突ければ穴馬も好走できるレースです。
好位につけて要所でスッと反応して出し抜く器用なタイプは溜めていた馬に差されるため、器用さや反応の良さは特に大きな武器とはなりません。

★日曜日 11鞍
京都11レース

ヌーヴォレコルト
ハープスターを撃破したオークスでは、1000通過が60.7秒の平均ペース。
ここから12.8 - 12.5 - 12.0 - 12.0 - 11.3 - 11.8と中盤の中だるみが生じての、L2最速となり仕掛けが遅いレースになっています。
この流れで中団の内につけて折り合いを意識しての正攻法のレース。
ハープスターに対してしっかりとリードをとる位置で進め、3〜4コーナーで馬群の中目から追走しながら直線を向くと前が壁になってしまいラスト300m付近までは追えず、前が開いてからはL2の最速地点で一気に先頭に立ち、最後はしっかりと3着以下との差は広げての勝利となりました。
ここで評価できる点は、要所の反応が良さで、阪神マイルでは要所でジリッとしか動けていなかった馬がこの反応の良さを見せた事に驚きました。
これはチューリップ賞でも2列目から抜け出すまでに時間がかかったことからも確かで、これが距離延長でゆったり進めることでギアチェンジ面で良さが出てきた印象があり、距離延長でパフォーマンスを上げてきました。

前走のローズSでは阪神1800m戦で800前後半47.3-46.2とスローで桜花賞戦線までにはないゆったりとした流れとなりました。
12.5 - 12.0 - 11.4 - 11.1 - 11.7とL2最速戦でトップスピードもそれなりに問われたる中で意識的に出して行った感じで2列目を意識するような競馬。
この流れを2列目ポケットで進めると、4コーナー出口の加速地点で仕掛けて直線序盤で一気に先頭に立つという切れ味を見せました。
ローズSha最後まできっちり凌いでの完勝で、かなり強い競馬でした。
ペースが上がり切らない距離で良さが出た感じがあり、それによって要所の良さが引き出されたように思えます。

昨年のように平均ペースから11.9を連続させるようなラップで外を回る展開になってしまうと厳しくなるため、今回は取りこぼす可能性もあります。