まとめ

過去ログ113 2014/10/16 18:13

★日曜日 
京都1レース
ウインエアフォース
デブリン
ビクトリーミノル
メイショウゲントク

京都6レース
アスターフレンチ
シゲルエッチュウ
ヤマカツポセイドン
アドミラルシップ

★土曜日 
京都2レース

トーセンビクトリー
アンバーグリスキー
アイオシルケン
メルドオール
エイシンバッケン

京都6レース
ミッキーアップル
ビリオネア
ルミナスパレード
テーオーレイチェル


京都7レース
メイショウヒコボシ
メテオライト
ゼンノスサノヲ

京都8レース
アースゼウス
ミリオンヴォルツ
メンカウラー

★土曜日 共通
東京11レース

スマートレイアー

2走前のヴィクトリアマイルでは46.2-46.1と平均ペースから11.5 - 11.8 - 11.4 - 11.2 - 11.7の流れとなりました。
この流れを中団馬群の中で進めて直線では内に切り込みながらしっかりと要所でそれなりに反応しての8着。
このレースは直線で下がってくる馬がいたため、スペースが無くなり狭いところを突いて窮屈さを強いることになり、この馬の持ち味を引き出せませんでした。
それでも一瞬は反応ができており、極端なラップの変動がなければ安定して走れそうな印象を受けました。
前走のクイーンSの3着は、46.4-47.9とハイペースから11.4 - 11.5 - 11.8 - 12.4 - 12.2という減速ラップ。
休み明けで後方から終始外を回したとはいえL1は少し甘くなってしまって差し切れる感じはない3着。
ただ、札幌コースはコーナー地点が長く緩いコースで、大外をあれだけ回してしまうと距離ロスが相当なものになってしまいます、直線地点がかなり減速している地点であることを考えるとコーナーで直線よりも速い脚を要求されています。
これもロスにつながったことを考えれば差のない3着は力の証明と言えます。
牝馬路線なら1枚上のパフォーマンスを見せていますが、それは右回りでのもの。


今回問題となるのは左回りの東京1800mの舞台。
仕掛けが早くなりやすいコースとなるため、そういう展開になればこの馬の持ち味であるトップスピード持続力を発揮できる可能性は高くなります。
トップスピードに乗ってしまえば阪神牝馬Sからも良いモノ持っていると思いますが、ホエールキャプチャの切れ味には及びません。
トップスピードに乗せ切れればL1の減速で差し込める力はもっており、昨年は超スローになりましたが、このレースは基本的にはスローにはなりにくい舞台で、今年はオツウやマコトブリジャールがある程度引っ張る可能性が高いため、その点はスマートレイアーにとってはプラス材料となります。
理想は45〜46秒前半ぐらいの走破時計で早めの仕掛けになる展開。
その流れなら問題なくトップスピードに乗せる事ができ、トップスピードの持続力は牝馬路線では間違いなくトップクラスのモノを持っているだけにここは強い競馬が出来そうな1頭です。


ホエールキャプチャ
昨年の府中牝馬Sは800mベースで見れば51.0-45.0とかなりの超スローペース。
12.8 - 12.2 - 10.8 - 10.7 - 11.3というラップからもわかるように究極の後半勝負となりました。
ギアチェンジを要求されたうえで11秒を切るラップを2F続けてラストもほとんど落とさない流れで五分のスタートから楽に2列目につけ、そこから4コーナーでじわっと並びかけるような競馬で直線を向くと、伸びあぐねるドナウブルーとは対照的にスッと反応してL2で先頭に立っての勝利となりました。

この馬のこれまでの内容を見ても、この馬はペースアップでスッと反応できるギアチェンジタイプだと言えます。
ただ同時にこれまでは少しタフな競馬になると甘くなっており、この馬はトップスピードの質は高いが持続力はそうでもなく、一瞬の脚をどう生かすかがポイントでした。
それが今年はひと皮むけ、東京新聞杯では46.1-47.1と重馬場でのハイペースの流れで12.0 - 11.3 - 11.5 - 12.3とギアチェンジはそれなりには要求されていますがL3最速、L1落ち込む競馬。
道中のスピードが要求された上でトップスピードの持続力も要求されるかなり厳しい競馬になりましたが、中団外目から直線を向くと早い段階で伸びてくるのは当然ですが、L1まで甘くならずに完勝。

また前走の札幌記念でも洋芝のタフな馬場でかなりのハイペース戦を、(ハープスターとゴールドシップが突き抜ける競馬となりましたが)12.1 - 12.3 - 12.3 - 12.0 - 12.0のラップで、上位2頭以外は消耗戦の流れで、エアソミュールやラブイズブーシェといったところを差し切っており、これまでのタフな競馬では甘くなるというような馬ではなくなっています。

最高のパフォーマンスを見せているのはいつも緩い地点から加速していく段階であり、ギアチェンジがこの馬最大の持ち味であることは変わりありません。
その点で府中の1800m戦では要所での反応が要求されやすく、持ち味のギアチェンジやトップスピードの質を生かしやすい舞台です。
同時にやはりL3最速戦にもなりやすい東京1800mのコースだけに、今年のパフォーマンスが本物かどうかを見極めるいい機会となります。
東京新聞杯はかなり高いパフォーマンスで、あれを信じるならここでは最上位の1頭です。