まとめ

過去ログ117 2014/10/17 11:40

★日曜日 共通B
京都11レース

秋華賞情報

ショウナンパンドラ
前走の紫苑Sは直前で強烈な雨が降り、馬場が急激に悪化。
内側の3頭を除いて集団はみな内ラチ沿いを避けて回り、直線の決め手勝負。
能力比べと言うよりも隊列の有利不利が生まれてしまい、外枠の馬がだいぶ外に振られた内外差で内枠の馬が上位を独占し、重馬場上手の馬のためのレースになっていました。

ラップで見ると13.2 - 13.0 - 11.5 - 11.1 - 13.2とかなりのギアチェンジが要求されており、最速11.1、更にL1は13秒台とかなり特殊な競馬になっています。

ショウナンパンドラは出負けして後方からの競馬となり、3〜4コーナーで内目から馬場が悪い中でも前が空いたところを突いて一気に押し上げて好位で直線入ると直線序盤でスルスル伸びて一気に中目から先頭列に躍り出し、L2で一気に先頭に立りましたが、L1でレーヴデトワールに差し切られての2着。
馬場の悪い内を通しながら4コーナーで早めに仕掛けており、そこでかなり長く脚を使って最後まで踏ん張れたのは大きく評価できます。
勝ち馬レーヴデトワールは馬場の良い外からじわっと仕掛けられたこともあり、最後までショウナンパンドラを目標にできた事も大きく、パフォーマンスとしては互角の内容と言えます。
印象としてはスローからのトップスピード勝負向きで、阪神1800や新潟向きです。
京都2000mで単調な流れになってしまうと良さが出ないため、ここは割引が必要です。


レッドリヴェール
桜花賞はフクノドリームが単騎でハイペースを刻み、ペース的にはハイペースとなりましたが、実質番手のペースで見ればそこまで極端なハイペースではなく、平均気味の流れでした。
11.5 - 11.7 - 11.4 - 12.8 - 12.1というラップで上りから換算すれば平均気味からの早めの仕掛けというレースでした。

この流れで前を向けずに後方から進路を探りつつの競馬になってしまい、直線入りの段階ではそこまでのリードを作れず、結果は2着。
ラップ分析でみると阪神JFの方が前掛かりでよりポテンシャル勝負になっており、ハープスターとの比較で見ればトップスピードの持続力で見劣った印象があります。
阪神JFの場合は全体的にペースが速かったため極端なトップスピード勝負ではなくポテンシャル面の勝負になったことも大きかったように思えます。
この馬としては札幌2歳Sの内容や阪神JFからも本質的に11秒前後の速いラップを連続させるよりは、、平均的な競馬の方が合っているように思えます。
ダービーやローズSではどちらも高いレベルでトップスピードを要求され、緩い流れからそれなりのギアチェンジを要求されて結果が出ませんでした。

近2走のパフォーマンスで人気を落とす今回、求められる適性が異なる舞台で復活の可能性は秘めています。

レーヴデトワール
トップスピードが問われたうえでそれを出し切る競馬が合っている1頭。
桜花賞は馬場もあまり良くなかった中で、内でロスなく進めたことで脚を引き出せたように思えます。

同じマイル戦でも単騎ではなくレー
ス全体がそれなりに流れていた阪神JFでは脚を使わされて直線で全く伸びていませんでした。

距離延長で安定して脚を引き出せており、2000m戦はプラスに働くように思えます。