まとめ

過去ログ135 2014/10/31 12:14

★日曜日 勝負の1鞍
東京11レース

人気を背負う3歳馬イスラボニータは7枠15番と外の枠。
かなり外になってしまった印象で、この馬は総合力を生かしたいタイプだっただけに、内でポジションをとって溜めながら要所の反応で出し抜いてという競馬が理想でした。
そのような競馬が難しい枠に入ってしまい、出して行けばポジションを取ること自体はできそうですが、折り合い面がそんなに上手い方ではないため、そこをルメール騎手がどう判断するか。
また、ディープのような走り方と評したルメールが後方で脚を引き出して新たな一面を引き出す可能性もあります。
これまでのイスラボニータの適性面からは好枠とは言えません。

人気を背負うもう1頭フェノーメノは5枠9番、枠の位置としては内に潜り込める枠で問題はありません。この枠だけ見ればフェノーメノが有力馬の中で一番良い枠を引き当てたと言えます。
ポジショニングに関してはイスラボニータよりは後ろになると思いましたが、これなら同列ぐらいの可能性もあり、内の方にジェンティルドンナもいるため、目標を作りながらギアチェンジも持っていて前の動き出しを待つ余裕もあるこの馬にとっては競馬がしやすい材料が揃いました。
内の方は追込み馬が多く、エピファネイアがポケットでそこそこのポジションを意識する可能性が高いため、前を確保できれば更に競馬がしやすくなります。
またインに拘らなくても3列目の内目で立ち回って隊列次第では外からという選択肢も取れます。
ここはどんな展開でも対応できる好枠です。

エピファネイアは3枠5番と好枠。この馬の場合は折り合い面に不安があり、それを意識した競馬ばかりをこれまで続けていたため、前に壁を置けるこの枠ならある程度出して行ってポジショニングが楽になりそうです。
この馬の場合は対キズナで測れば要所でのトップスピードの質、持続力では少し見劣り、菊花賞を見ても序盤にポジションを取ってそこから長く脚を使ってくるタイプです。
追走のスピードも高いはずで、直線までにポジションを取ってそこからもう一脚という競馬が合っているため、その点でも福永騎手と合っているように思えます。

サマー2000王者マーティンボロは7枠14番と外目。
この枠、この面子なら後方からになる可能性が高い1頭で、トップスピードの質は高いものの持続力はそれほどでもないため、この枠で外々から追走では厳しくなります。
ペースが上がってしまったりコーナーでそこそこ速いラップを要求されればここで削がれるリスクが生じます。
中弛みが起これば面白い1頭ですが、東京2000mは一貫してスローはあってもその分仕掛けが早くなってコーナーではそこそこ速いラップという傾向があります。
現実的に考えれば要所のロスはL1甘くなりがちなこの馬、この面子を考えれば厳しい条件と言えます。

サトノノブレスは4枠7番。
エピファネイアとともにジェンティルの直後を狙う形になりそうな1頭。
先行策を打てそうな岩田騎手ということもあり、福永騎手がエピファネイアが行きたがるのを嫌って序盤で甘さを見せれば岩田騎手が3列目に入るということもあり得ます。
要所の反応という点では素晴らしいものを持っている馬で、後は前走の惨敗から立て直してこれればというところです。