まとめ

過去ログ139 2014/11/6 11:59

★土曜日 共通(見解 研究)
東京11レース

オープンザウェイ
未勝利勝ちは函館1200mでタフな馬場で時計も平凡。
34.5-36.6と完全なハイペースで11.5 - 11.8 - 12.1 - 12.7と消耗戦。
同日の3歳未勝利戦が1:09.2という事を考えると相当遅いタイムで凡戦でした。
前回は東京の高速馬場でパフォーマンスを上げてきており、特に要所の良さを引き出してきたというのは大きな材料です。
前走はそこそこ速い流れの中で仕掛けも早く、L1で甘くなったのはロスなく直線勝負に徹してもペース的に苦しかったと考えられます。
今回は坂スタートの1400m戦となるため、スロー寄りになりやすく仕掛けもそこまで早い意識になりにくい距離。
上級条件になるとL3最速戦になるケースも多く見られますが、2歳戦ならすぐに隊列決まってスローというケースが多いコースです。
前走は意図的に下げた形だっただけに、ポジションはもう少し取れそうです。
前走はレースレベル的に見ても走破時計的に見てもラップ的に見てもハイレベル戦で、距離短縮が良さそうな血統背景、高速馬場でトップスピードの質を見せてきたことを考えれば一番不気味な馬はこの馬です。


サフィロス
前走のカンナSは渋ったこともあり時計は平凡。
34.8-35.8のハイペースで、最終週で時計もそこそこかかっていたとはいえ同日の未勝利より遅い。
ただラップで見ると11.8 - 12.4 - 11.6 - 11.8とコーナーでかなり緩んでいます。
この流れで出遅れてしまい中団で進め、緩んだところで前に突っ込んでしまいブレーキを踏んで直線を迎える競馬となりました。
それでも追い出すと反応が良すぎて一気に2列目に上り、狭くなった前2頭の間を割って強引に進路を確保するとそこからL1で伸び切っての完勝。
完全に三浦騎手のヘグリでしたが、ラップを見てもかなり無茶な競馬を強いられている事がわかります。
それでも12.4-11.6でブレーキを踏まされてあの加速力は脅威です。
ギアチェンジを確実に持っており、要所のトップスピードはかなりいいものを秘めています。

問題は今回の1400m戦でこの馬の能力を引き出せるかどうか。
新潟内回りは少し特殊なコースなため、あてにはしづらい面はありますが、それでも前を向けない流れからブレーキを踏まされて瞬時に加速するギアチェンジの高さは特筆すべきです。
また、函館では時計がかかる洋芝で11.4 - 11.6 - 11.3 - 12.2というラップでマイネルエスパスに完敗を喫しており、野芝の新潟でパフォーマンスを上げてきたことと余力を残した状態で結果が出ていることからも、1200mよりはペースに緩急ができやすい東京1400は良いように思えます。
あとはこのクラスでトップスピードが通用するかどうかですが、ニシノラッシュやワキノヒビキのパフォーマンスなら上回ってても不思議はありません。
新潟1200mの2走を見る限りはスプリンターとしてよりもコントロールして要所の良さを引き出すタイプの印象があり、1400mは合っていそうです。
ここ2走の内容なら十分主役を張れる1頭。


ワキノヒビキ
前走のもみじSは新設OPで2歳戦ですが京都内ではなく外回りの1400m戦。
高速馬場でペースは35.2-34.4とスローペース気味。
その流れから12.0 - 11.8 - 11.2 - 11.4と仕掛けも遅くL2最速戦でL1ほとんど落ちていませんでした。
3コーナーでは最内からじわっと後続に取り付き、最内。
4コーナーで前も動き出してきて最後方に置かれて直線に入ると直線序盤で一頭明らかな最後方から伸び始めると、L1でしっかりと伸びて最後まで維持しての2着。
トップスピードに乗るまでに少し手間取っており、緩い地点でインを突いそこから前がペースを引き上げていく流れで置かれて、直線に入ってからようやく伸びてきた感じの流れを見ると、オンファイア産駒もディープ産駒と同じくエンジンがかかるまでに時間がかかるタイプという印象があります。

3走前のダリア賞を見ても、仕掛けまでの段階である程度のスピードまで乗ってしまった方が良いような感じはあります。
脚を引き出してきているケースはいずれもレース序盤でゆったり進めている共通点があります。
新馬戦にしてもタフな不良馬場で追走に脚を使って失速したともいえるため、この馬としては坂スタートでゆったり進められるコースというのは良さそうです。
府中の1400m戦なら、ペースを落ち着けられての出し抜きの競馬になった時に置かれず反応できるかどうかが焦点になります。
前走は仕掛けが遅いレースでもあり、ラップ的にも2F戦なためL1で突っ込んでこれたとしてもそこまで高い評価はできません。
それでもトップスピードの質自体は見せてきた馬で、序盤無理をしなければチャンスは十分あります。
新潟2歳Sではニシノに完敗でしたが、ニシノを見る形で進められれば東京1400なら逆転は可能です。