まとめ

過去ログ143 2014/11/7 10:29

★土曜日 ブラスト
京都11レース
ファンタジーS

近年流れは、『前傾』になりやすく、展開的には厳しいはずですが、4コーナー5番手以内に位置した馬の好走が多いレース。
これは2歳戦の完成度の高さとスプリンターとしての将来性をもつ馬が好走しやすい流れと思われ、後々1200mで実績を残すような馬が好走しています(=アストンマーチャン、ラインクラフト、シーイズトウショウ、モンローブロンド、アルーリングボイス、ワンカラットなどが好走)。

血統の傾向は、ヴァイスリージェント系の好走が多く、特にクロフネ産駒の好走が多くなっています。
またファルブラヴ産駒も近年好走が多く、大系統ノーザンダンサー系で、芝・ダートの1200m(=短距離)に強い血統向きの傾向。
芝・ダート短距離という点では、フジキセキ産駒やミスプロ系などの好走もあり、前で展開してそのままなだれこむようなタイプは適性が合うように思えます。
フォーティナイナー系も複数好走馬を輩出して相性は良さそうです。

ファンタジーSのポイント
@『前傾』や『一貫』の流れなら、よりスプリンター適性が問われるレースとなるため、好走できるのはダッシュに優れ、そのまま前で押し切れるタイプ。
A2歳戦で戦える仕上がりの早い血統が好走しやすい。特注はヴァイスリージェント系(=フレンチデピュティ、クロフネなど)。
B芝1200mオープン実績重視。芝1600mオープン実績は、芝1200mオープン実績馬がいない時には信頼しても良い。


レオパルディナ
この馬はコーナーでは常に置かれ気味になっており、特に前走はラップ的に見ても徐々に減速していく流れで、コーナーで前を向いていてそこまで置かれるような条件ではなないにも関わらず3コーナーから手が動いていたのに全く押し上げらませんでした。
直線に入ってから伸びてきていることからも、コーナリングに難がある可能性があります。
その点で考えれば京都外1400m戦ならコーナーは緩くなりコーナーでの立ち回りがやりやすくなる可能性があります。
近2走は時計的にイマイチですが、新馬戦のパフォーマンスは評価できます。
新馬戦はスローペースとなり、阪神芝内1200m戦で36.7-34.6。12.2 - 11.5 - 11.3 - 11.8というラップで1200m戦でもギアチェンジを伴うトップスピード勝負となりました。
五分のスタートから二の脚の速さでハナに立ちペースもゆったりとした流れで進め、4コーナーで徐々にペースを引き上げていき、先頭で直線。
直線序盤でオメガタックスマンとの一騎打ちになり際どいところまで来られましたがL1ではじわっと前に出てねじ伏せる内容。
ついてきたオメガタックスマンは既に500万下で2着している実力馬で、このラップでしっかりとそれをねじ伏せた点は評価できます。

ペースを緩めてのトップスピード戦の方が適性がある可能性は十分にあり、ペースへの緩急を上手く使えるなら距離延長も問題ありません。
スピード自体はこの距離では最上位の1頭だけに、上手くポジションをとってある程度縦長に持ち込めれば勝ち負けできる1頭です。