まとめ

過去ログ146 2014/11/11 13:37

★日曜日 見解
エリザベス女王杯

ヌーヴォレコルト

3歳世代の大将格。
3歳世代間では秀でて総合力が高く、前走のようなポテンシャル勝負になっても強い競馬ができての2着なら、3歳世代なら圧倒的に優位に立っていると言える。
あとは古馬勢との力関係だけ。

前走の走破時計はかなり速いが、超高速馬場でもあり実際7着までは57秒台での決着に対応していることを考えると、あまり参考にはできない。
今回は距離延長で、これまでも序盤は無理をしないことで良さが出ていることを考えるとこの延長はプラスになる可能性が高い。
後はポジショニングで、ローズSは枠も良くペースも遅かったために2列目といういい位置を確保できたが、要所で外々になった時のリスクはあるし、半面で内からスッと動けるだけのギアチェンジ面はゆったり進めれば見せられているので、この馬としては内をロスなく立ち回る選択肢を取れればベスト。
後ろ過ぎると捌くのも楽ではないが、淀の外回りなら4角出口で内外に広がるし、内を突くリスクはさらに小さくなる。
今年の3歳世代はハープスター、レッドリヴェールを含め不器用なトップスピードの持続力タイプが上位だで、ブランネージュぐらいしか総合力で強い競馬ができた馬もいなかった。
古馬はメイショウマンボにしてもホエールキャプチャにしてもトップスピードの質はかなりのものを持っているため、そういう意味では脚を出し切る競馬の方がチャンスはあるのかなという疑念はある。
いずれにせよこの距離ならある程度器用に立ち回れるため、それを生かしてロスなく立ち向かいたいところ。

★日曜日 ウイナーズネット
京都11レース
エリザベス女王杯
メイションマンボ
オークス、秋華賞、エリザベス女王杯と、GT3勝馬。
ヴィクトリアマイル2着もあり、実績面で頭一つ抜けている同馬ですが、今年は4戦して7,2,11,10着と不振です。
「レースに行って以前のような闘争心が無くなったと言うよりは、そ牡馬とレースをするとメンタルが駄目になるように思えます。今回は牝馬戦なので、復活すしてくれると思います」との事。

先週は、武幸四郎騎手が乗って幾らか腹回りがスッキリしており、馬体重は京都大賞典の前よりも6キロくほど追い切り後に減っていたようです。

本番は500キロを切るくらいの予定ですが、幾らか緩めてから初めて本格的に追った先週は(CWコースで6F)82〜83秒で厳しい時計ではありませんが、ジョッキーが乗って終いに叩かれることで、馬が少し驚いてしまい、飼葉の食いっぷりが今ひとつ悪くなったようです。
(翌日の昼には戻っていました)

現時点ではこの馬は一瞬のトップスピードを生かすのがこの馬の武器であり、同世代同士なら秋華賞で撃破できたとはいえ、根本的にはあまり長く脚を使うレースは好ましくありません。
特に緩急のなかったローズSでは甘さを見せており、桜花賞までの厳しいマイル戦ではパフォーマンスが高くありませんでした。
レース序盤はゆったり進めることと、緩急がはっきりしてトップスピードを要求される競馬が理想です。
ヴィクトリアマイルで見せた要所の反応は一線級で、この展開でホエールキャプチャを撃破できたのは同タイプとして大きく評価できます。

一瞬のトップスピードは現役牝馬では最強と言え、昨年同様のスローペースになればこの馬のチャンスは大いにあります。